今日は土曜でしたが、仕事でした。
なんか今職場では、これってイジメ?っていうことが起こっていて、まあどこにでもあるっちゃあるんですが、いたたまれない状況です。
その人は入職してからまだ数ヶ月なのに、仕事出来ないレッテルを貼られ、毎日毎日厳しい指導を先輩から受けています。
指導することが、その人のことを思って行われているならいいのですが、個人的感情が入っているというか、一言多いというか。
他のみんなもそのことで悩んでいて、どうしたら良いのか考え込んでしまっています。
出来ない人だから全てのことに口を出してあげないとだめなんだっていう変な意気込み、というか押し付け?みたいなのを感じます。
指導している人は、周りにすごく気が遣えるし、すごく要領よく、仕事もできる人です。
だから、仕事出来ない人にイライラするのでしょう。
気持ちは分かります。
だけど、自分が出来るから相手も出来るはず、という考え方は間違いです。
それは、私が家庭教師をしていた経験や、後輩指導をしてきた経験からも、当然言えることです。
自分が当たり前のようにやっている仕事や勉強って、実はかなり細分化してみると、実に多くのプロセスを経て行われていることが分かります。
例えば、
「A という状況からFとHという行動をする」として、ベテランならすぐにAからFとHを選択して、無意識に行動します。
ですが、実は頭の中ではAという状況を見て、他の優先順位が先にくる可能性のあるBやCを頭の中から排除し、Dという思考判断を導きます。
そして、それを行うために、E~Gという行動、H~Jという行動から、最も効率のよい方法の組み合わせであるFとHを選び、行動します。
このような複雑なプロセスを経ているにも関わらず、ベテランにはそれが分からない(無意識下で行われている)ため、なんで出来ないの?仕事出来ない人ね。
ってなっちゃうんです。
教える側は本来、そのプロセス全てを意識し、新人が、そのプロセスのどの段階でつまずいているのかを見極め、伝え、行動を引き出すことが必要です。
それをよく表しているのが運転免許教習です。
車を運転する、というただ一つの行動結果を導くために、技術や知識など、全てが細分化され、一つ一つのプロセスを確実にこなさないと合格できません。
先程の例で言えば、無免許の人に対して、「なんで運転できないの?ただハンドル握ってアクセル踏むだけなのに」と言っているようなものなのです。
だからよく無免許運転の人が、運転なんて簡単だと勘違いして、よく事故を起こしているのです。
なんだか話がそれましたが、大前提にあるのは、「相手の気持ちを汲み取る努力」をすることが必要であるということです。
「なんで出来ないの?!」
じゃなくて、
「どうして出来なかったんだろう。自分の教え方で、何かが抜けているのかもしれない。どの辺でつまずいているのか話を聞いてみよう」
となることが大切なのです。
そうは言っても、忙しいんだから早く覚えてもらわないと、と思う気持ちも分かります。
だけど、そういう教え方では、いつまで経っても新人は居着かないし、いつまで経っても新人は仕事を覚えません。
忙しい中でも丁寧に教えることで、新人のつまずきやすい点が見えてきます。
そして、次に新人教育をする際には、真っ先にその点を伝えることが可能になるなど、長い目で見れば最も効率的なのです。
今回のことも、イジメやパワハラ、と言ってしまえば身も蓋もないですが、そう一言では言えない、仕事というものが存在する限り終わらないテーマのようなものを感じました。
その人はすごく優しい心を持った人です。
その人が、この仕事に嫌な想いを残して辞めてしまう前に、みんなで協力して助け出したいと思います。
だって、周りが思っている以上に地獄ですから、仕事のマイナスな人間関係って。