(以前書いたmixiの記事を転載)
次は、フィールド・リサーチの報告をしたいと思います。
ミャンマーの人々には仏教(上座部仏教)が身近にある。
パゴダと呼ばれる仏塔は非常に大きかった。
特にヤンゴン中心部にあるシュエダゴォン・パゴダは、
その規模・高さ故に市内の至る所から見ることが出来る。
その方角に向かって、現地住民が手を合わせて拝んでいる姿を至る所で目にした。
形から入る日本人も見習うべきことかもしれない。
どの文化にも言えるが大事なのは、「いつも側にあること」なのかもしれない。
特にイスラム教徒、ヒンドゥー教徒の留学生を見ていつも感心する。
一方のパゴダの中だが、老若男女問わず、熱心に祈りを捧げていた。
ミャンマーの若者のデートスポットにもなっているそうだ。
…実際、見かけた。
ミャンマーでは8曜日ある。水曜が午前と午後で2つにカウントされる。
それぞれ生まれた曜日によって守護神(動物)が決まっており、
私の場合は木曜日なのでネズミだった。
仏様と守護神に年齢の数だけ水をかけるらしい。
同じ誕生曜日の人には親近感が湧いた。
それだけ仏教が盛んであっても、自由宗教だという。
モスクのある場所ではイスラム教徒、そして街中にはヒンドゥー教徒も多くいた。
ミャンマー人とは文化や人権とともに抑圧された人々であるという先入観は、
入国して30分もしないうちに解消された。
何よりも何よりも、
真摯な祈りの姿には本当に胸が熱くなった。
人々は何を祈り、何を願う?
(つづく)
