今日は、僕が以前行ったN.vikingの無菌播種方法について書こうと思います
この写真を見るとわかるんですが、根が培地に刺さっていません
まず、準備する道具ですが
大体こんな感じです(バイキング播種時の写真が見つかりませんでした、、、)


・無菌箱
(画像後ろのもの。プラダン、食品保存ケース、マジックテープ、A3クリアファイル、ビニール手袋、グルーガンで自作。100均で材料を買い、1700円程度)
・圧力鍋
(食品用と分けたほうがいい)
・次亜塩素酸ナトリウム
(漂白剤。ウラ面の成分を見れば書いてある。ピューラックスは次亜塩素酸ナトリウム6%)
・エタノール
(手の消毒と、種子の殺菌に使用。無水エタノールを70%に調整する)
・手ごろな瓶
(培地を入れたり、滅菌水をいれたり、エタノールを入れたり、、、)
・培地
(H培地を使用 ハイポネックス微粉 3g/L、ショ糖 20g/L、寒天 8g/L
pH調整はしませんでした)
・お茶パック
(種子をまとめて殺菌する)
・種子
・アルミホイル
(栓に使用)
・ピンセット
・アルコールランプ(あってもなくても)
培地の作成ですが、手でかき混ぜるのはなかなか大変なのでこんなものがあると便利かもです
マグネチックスターラー(もどき。自作。)

これで、スイッチを入れるだけで、勝手に混ぜてくれます
その間に他のことを、、、時短ですね
培地や器具の準備が出来たら、滅菌作業に入ります
本来なら、オートクレーブを使用したいところですが、そんなの家庭にあるわけないので
同じ原理の圧力鍋で代用です。
加熱して、蒸気が出てから15分したら火を止めます
すべての準備が出来たら、いよいよ無菌操作です
作業は基本無菌箱の中で行います
これは、空気中のホコリが落ちいてこないようにするためです
種子殺菌は次の通り
・お茶パックに種子を入れ、70%エタノールに30秒間浸漬
この工程は、殺菌目的の他に、種子の表面に殺菌剤が行き渡るようにしています
―――――ここから箱の中―――――
・1%次亜塩素酸ナトリウムに10分間浸漬
ここで殺菌しますが、種子が真っ白になるまでやるとやりすぎのようなので、時間は参考程度で
・滅菌水で3回洗浄
水道水を瓶に入れアルミ栓をし、圧力鍋にかけたものを3つ用意しておき、種子についた殺菌剤をすすいでいきます
・播種
シャーレか何かの上にお茶パックを置き、中から種子を取り出し、培地に置床していきます
・栓
まきおわったら、アルミ栓をして終了です
管理はできるだけ環境変化の少ないところに置くといいです
直射日光は絶対にダメです
コンタミネーション(通称コンタミ)はたいてい1週間以内に出てきます
まずは本命じゃないものや培地だけを使い、1週間乗り越えることから始めるといいかもしれません
今回はサボテンの種子と一緒にまいたため、なんだかバイキングのみの記録が少ないです
コンタミ(左)

播種後約5ヶ月

硬すぎたのか、、、
この状態でしばらく放置してしまったため、生育は止まっていました
それでも瓶の中は湿度もほぼ100%、根の先からでも多少の栄養分を吸い取り、死なずに生きていました
この状態で順化させました
順化とは、瓶内の環境から、外部の環境に徐々に慣れさせる作業のことです
僕の方法としては、
・瓶から出す
・根などについている培地を洗い流す
・ルートンかオキシベロンを根によくまぶす
・炭づつみに植え、表面をミズゴケで覆う
・ラップを少し穴を開けておく。しばらくは蛍光灯で管理
・クチクラの発達した葉が展開してきたら、徐々に外気にならす
・通常管理に移行
という流れです
あまりにも小さすぎる個体は乾燥にも弱いので、瓶の中である程度大きくすると成功率高です
播種は去年の5月末
順化開始が10月頃
画像は現在のものです

瓶の中に比べたらだいぶ大きくなりましたし、袋も赤く色づいて、バイキングらしくなってきました
1年後のサイズとしてはどうなのでしょう。
僕には判断しかねますが、育っているからなんでもいいです
意気込んで書き始めましたが、なんとなく書きにくいですね
大体本や、ネットに載っていますもんね、、、
とても端折ったので、何か分からかないことがあれば、遠慮せずに聞いてください
僕自身、ニンジンなどの無菌播種程度なら小学生でも出来ると思っています
個人的にですが、小学生の自由研究の定番に『組織培養』が躍り出る日を夢見ています
とっても小さい力ですが、その糧となれるのであれば、僕は知っている限りのことを放出いたしますっ