40代女性の投稿です
夏休みになると思い出す「不幸」です。
大学の勉強の一環で、大学病院で実習を受ける必要が有りました。
実習初日の朝、そこそこ混んだ電車に揺られて大学へ向かっていたところ、
駅のないところで、電車が突然急ブレーキをかけました。
嫌な予感を感じていたところ、案の定「人身事故が発生しました」とのアナウンス。
現場は特急列車が最高速度で通過する地点で、しかも周囲は住宅が
密集しているため、入ろうと思えば簡単に線路内に立ち入ることが出来るのです。
そのため、そのあたりは路線の中でも「自殺の名所」として知られていました。
しかし、私はそれまで幸いなことに一度も人身事故に遭遇したことは無かったのに、
よりによって実習初日に……!と、めぐりあわせの悪さに唖然としていました。
「寝坊して遅刻したわけではないし、駅に行けばちゃんと遅延証明書をもらえる。
これは不可抗力で私にはどうしようもないことなんだ。」と考え、あきらめるしかありません。
そうこうしているうちに、車掌さんらしき人が、すぐ近くの民家から茣蓙のようなものを
運んでゆくのが見えました。
予想はしていましたが、接触した人は多分もう手の施しようがないのでしょう。
2~30分ほど経ったころ(意外と時間はかからなかったと記憶しています)、
再び車内アナウンスが入りました。
「大変お待たせいたしました。只今人身処理が終わりましたので、運転を再開いたします。」
……処理って何!!と、心の中で全力でツッコミを入れました。
このツッコミはきっと、車内にいた乗客の総意だったと思います。