30代女性の投稿です
私の弟は昔から頭が良く、まわりからも秀才と言われていました。
大学は東大か京大のどちらを狙うかで迷っていたほどですが、
実際受けた国立大学でまさかの不合格。
一年浪人して、地方の国立大学に入ることとなりました。
大学生活は楽しんでいたようで、四年時には大学院も合格し
さて就職先をどうしようかとなりました。
大学に入学してからはあまり実家に戻ってくることもなく、
過保護の親は心配していましたが「大学生なんてそんなものだよ。」
と話していました。
ただ就職がなかなか決まらないということだったので、
主人のつてで人材募集している職場を紹介してもらうことになりました。
何年かぶりにあった弟は、昔の影もなくガリガリにやせこけ、
話す言葉も何を言っているかわからないほどぼそぼそとしたものでした。
その豹変ぶりに、きっと就職が決まらず心身ともに参っているのだろうなと、
思っていました。
そんな弟もなんとか就職が決まったというので、心からほっとしていたのもつかの間。
ある日、母からメールが来ました。「あの子、自殺しました。
学校も一年の時からずっと行っていなかったの。だから大学院もうそ。
就職もうそ。うそから逃げられなくなったみたい。」。
手首を街中で切って、倒れてところを警察に保護され、一命を取り留めました。
大学に入ったものの、みんなのレベルの高さに足が遠のき、
学校に通うことができなくなっていったらしいのです。
今まで失った時間を彼はどうやってとりもどしていけるのだろう。
どこで、人生が狂っていったのだろうと心から苦しく思います。