焼け野原になった首里城だったが、
奥の院にある"あの世の庭"だけは
全く何もなかったかのように
美しいまま遺されていた。
"首里城の巨大な封印が解かれた"
"あの世とこの世を繋ぐ
大きな穴がとうとう開いたのだ"
"これから我々龍神は新しい再建に向かい
本来あるべきだった首里城の姿を蘇らせる"
あなたの力を借りたいが、
あなたはあまりに未熟すぎる。
再建までにまだ時間はある
学びなさい
「あらゆる執着を捨てなければ
ここから先は立ち入れないのだよ」
わたしは覚悟を決め、赤森の御嶽で巨大な白龍と契約を結んだ。
その直後、白龍を描き続け、神社に奉納し
日本中を旅しているフランスの画家に出会う
その数日後、わたしは半年以上も
原因不明の病に倒れることになる。
それは、あらゆる執着を捨てるための
白龍から与えられた修行のようだった。
病に倒れるなか、
自分の中に眠る最大の闇である
"恐怖"と向き合うことになる。
