キョウノナナコ。(2017年1月15日/中山競馬場~前編~) | 確定の赤ランプ~Horse Racing Blog~

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今週から中京競馬が始まり、3場開催となりました。

2場開催だった先週までは騎乗数も少なかった藤田菜七子騎手ですが、

土曜日は中京競馬場で3鞍、本日、中山競馬場では4鞍と騎乗依頼も増えました。

 

特に中京では3頭の関西馬(森秀行厩舎と田所秀孝厩舎)に騎乗。

今後、栗東からの依頼が増えれば、京都・阪神での騎乗もあるかもしれません。

藤田菜七子騎手も「京都競馬場で乗ってみたい」とお話していたので、

近い将来、実現すると良いですね。

 

さて、朝から非常に厳しい寒さとなった日曜日。

まずは中山競馬 第2レース『3歳未勝利』(ダート1,800m)

新馬戦から6戦連続で手綱を取る自厩舎のパトリヨティスム(美浦・根本康広厩舎)とのコンビ。

パトリヨティスムは藤田菜七子騎手の2017年初騎乗となる予定でしたが、

1月5日のレースは右後肢挫創のため出走取消となりました。

今週、仕切り直しの一戦です。

寒そうな表情の藤田菜七子騎手。

菜七子「(ブルブル…)うぅ~さぶっ!」

菜七子「パトリヨティスムくん、よろしくね。ナナコだよ♪」

パトリヨティスム「よろしくナナちゃんグリーンハーツ この前はレースに出られなくてゴメンね」

菜七子「ケガが軽くて良かったね」

菜七子「そういえば、ちょっと前までウチ(根本康広厩舎)にいたサダコチャンがね」

パトリヨティスム「サダコチャン、ナナちゃんがずっと乗ってたよね」

菜七子「うん。園田に移籍して勝ったんだよ」

パトリヨティスム「そうかぁ。ボクも勝ちたいなぁ」

スタッフ「そうだぞ。お前が勝つと厩舎が潤うんだぞ」

菜七子「うへぇ…遠回しに私に責任がのしかかってきたような…」

さぁ、本馬場入場です!

菜七子「お願いしまぁす!」

すかさずキャンターに移り、4コーナーへ向かって走り出しました。

返し馬を終えて待機所へ向かいます。

ぱかぱかぱか…。

待機所で輪乗り。

前を歩くのは長岡禎仁騎手とジンバイッタイ(美浦・伊藤伸一厩舎)

菜七子「ぐるぐる回り過ぎるとバターになっちゃう」

長岡「なにそれ?」

菜七子「『ちびくろサンボ』の絵本知りませんか? トラがぐるぐる回ってバターになっちゃうんですよ」

長岡「ふうん…(興味なし)」

ぞろぞろぞろぞろ…。

待機所からゲート裏へと移動する各馬。

寒さでパトリヨティスムの鼻息も白い。

ゲート裏で輪乗り。

パトリヨティスムが最初にゲートへ引かれます。

パトリヨティスム「え? ボクが最初? なんで?」

菜七子「いいのっ!」

 

さぁ、まもなく、中山競馬 第2レース『3歳未勝利』(ダート1,800m)の発走です。

態勢完了!

スタートしました!

黄色い帽子のパトリヨティスム、ちょっと出遅れてしまいました。

スタンド前を後方から2番手で通過して、そのまま1コーナーをカーブ。

 

2コーナーを回って向こう正面に入っても依然として最後方の一角。

3~4コーナー中間からやや手が動いて、1頭、2頭と交わして行きます。

4コーナーを後方3番手で回り、直線コースへと向かいました。

先頭はタイキダイヤモンド。

内で粘るペイシャリル。

パトリヨティスムは結局16頭立て11着(11番人気)でした。

やや出遅れ癖のある馬なので、ポンと出られればもう少しやれそうなのですが…。

レースを終え、引き返してきたパトリヨティスムと藤田菜七子騎手。

左は勝ったダイキダイヤモンドと大野拓弥騎手。

菜七子「く、悔しい!」

根本先生がお出迎え。

菜七子「すみませんでした!」

最後はこの馬なりに伸びていただけに残念でしたね。また次、頑張りましょう♪

続く、本日2鞍目は中山競馬 第7レース『4歳以上500万下』(ダート1,200m)

去年の10月1日以来、ホホエムオンナ(美浦・浅野洋一郎厩舎)とのコンビが復活しました。

6度目のタッグとなります。

ホホエムオンナ、中央ではなかなか厳しい成績が続いています。

なんとかキッカケをつかんで、藤田菜七子騎手に微笑んでもらいたいのですが…。

「止まーれー!」の合図がかかり、控室から出てきた藤田菜七子騎手。

黒い帽子は内田博幸騎手と柴田大知騎手。

内田「ナナコ、つま先にボロついてる」

柴田大「ホントだ」

菜七子「ついてませんよ」

柴田大「ついてるじゃん」

菜七子「違いますよ。ボロじゃないですっ!笑」

菜七子「…ボロかな?」

柴田大「ボロだな」

 ※(「ボロ」が分からない方は検索して調べてみよう。競馬ファンなら常識)

今レースの藤田菜七子騎手のジョッキーパンツの着こなしは、落合博満スタイル。笑。

足首まで隠れています。

(プロ野球選手で最初に足首まで隠れるユニフォームの着こなしをしたと言われている。笑)

ホホエムオンナに乗馬する藤田菜七子騎手。

菜七子「ホホエムオンナちゃん、よろしくね。ナナコだよ♪」

ホホエムオンナ「よろしく。ナナちゃんラブラブ

ホホエムオンナ「(ナナちゃんが私の背中で微笑んでいるわ)」

昨年は浅野洋一郎厩舎の管理馬に6度騎乗(内、5度がホホエムオンナ)している藤田菜七子騎手。

今年は恩返しできるでしょうか。

兄弟子の野中悠太郎騎手は第5レースでペイシャムーンに騎乗し、向こう正面で落馬。

心配されましたが、人馬ともに異常なしで、ほっと一安心。

ただ、野中騎手の落馬理由は――。

「他の馬の影響によるものではなく、右鐙を踏み外しバランス崩したことによるもの」ということで、

過怠金50,000円が課せられてしまいました。

菜七子「私も以前、100,000円の過怠金ありましたよ…って、ほっといて下さい!」

菜七子「うぅ…さぶっ!」

さぁ、本馬場入場です!

菜七子「お願いしまぁす!」

ホホエムオンナ「お願いしまぁす!」

返し馬の感じはどうでしょうか?

さぁ、いよいよ中山競馬 第7レース『4歳以上500万下』(ダート1,200m)の発走です。

 

ホホエムオンナ、ふわっとしたスタートからやや後方に置かれてしまいました。

道中は後方から3~4番手を追走。

そのままの馬順で4コーナーカーブから直線へ。

ラッキーボックスが逃げ込みをはかるところに、外からジョリガーニャントなどが追いすがる。

さらにハイブリッドダンス、ホッカーヴァールなどが追い込む!

ホホエムオンナと藤田菜七子騎手は内を突きますが、前との差は縮まりません。

結局、16頭立て13着(14番人気)でした。

引き返してきたホホエムオンナと藤田菜七子騎手。

ダート板も泥だらけ。

ホホエムオンナ、次回はとりあえず目指せ掲示板!

 

さて、『キョウノナナコ。(2017年1月15日/中山競馬場~前編~)』は、ここまで。

この後、後編(第8レース、第9レース)に続きます♪