めしだの高校時代



それはそれは厳しいことで有名であった



古典を教える



担任であり



生徒指導部であり



鬼爺と恐れられていた



強面の爺先生。



通称”体罰おじいちゃん”



特に授業中のおしゃべりに



めっぽう厳しく



おしゃべりを見つけては



”今話すことがじゃねぇ~だろうがよ~!”



”そんなくだらねぇ~事!”



”いい年なんだからわかるだろう、バカ垂れが!”



ヤンキーのように怒り狂っていた。



卒業して7年が経ったある日



そんな



”体罰おじいちゃん”から



facebookの友達申請がやってきた。



恐る恐る承認すると



体罰おじいちゃんのページは



投稿デビュー前の



下積み時代であった。



翌日にアップされた



ぷろふぃーる写真は



富士山バッグで



どや顔ピースの



モノクロ写真。



時代の流れに乗っちゃったけど



乗れていない感が



溢れんばかりに木霊していた。



そうして



体罰おじいちゃんと友達になり



1週間が経った



とある冬の日



遂にその時がやってきた。



ニュースフィードに



遂に現れた



体罰おじいちゃんの初投稿。




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先日水が凍って凍死したかと思われていたメダカ

どうやら生きていたようです。

ちょっと断熱材で囲ってやろうかと思ってます。

いいですかね?
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そうして



自ら”いいね”を押していた。