お正月、10年ぶりに



懐かしき小学校の頃の



サッカーチームの集いがあり



フットサルを楽しんだ後



飲み会が催された。



懐かしすぎるからみに



気分は



always3丁目の夕日。



昔話を爆発させ



ノスタルジックが



僕らを包み込んだ。



そうして



昔話が一段落した後



25歳の野郎になった



僕らの会話は



小学生の時



想像だにしなかった



女性の話に突入。



自己申告制の中



出席者の7割が彼女なしである



というヘタレな事実が判明し



25歳にもなって



彼女がいないヘタレ共は



一体となり



理想の彼女について熱く熱く話りあった。



”彼女いない”と自己申告し



空元気全快で盛り上がる輩の中



ただ一人



童貞顔と童貞的性格の臼井は



自己申告していないのに



満場一致で



勝手気ままに



彼女いない組に割り振られ



ヘタレ共の暴言と変態的発言を



目を細め



童貞スマイルを輝かせながら



聞いていた。



そこにいた皆が



”臼井はmust be童貞”



と察知し



元カノの話などをふったら



恋愛経験皆無の臼井は



困り果てて



無言になってしまうだろう予測し



臼井への質問を避けに避けて



モリモリ盛り上がった。



僕らヘタレ共の理想の彼女は



”女医”



ということで満場一致し



女医が彼女だったら



あんなこといいな♫



できたらいいな♫



あんな夢こんな夢いっぱいあるけど~♫



熱く熱く妄想した。



飲み会のラスト1時間は



ひたすら”女医”についてのディスカッション。



10年ぶりの飲み会は終了した。



会の最後に



集合写真を撮った後



酔いに酔った僕は



答えを知っていながら



何も質問されない臼井に同情し



尋ねてしまった。



”臼井は彼女いるの?”



臼井はぎこちないどや顔で答えた



”うん、いるよ”




”えっ...いたの!?”



めしだの心でサプライズ爆発。



抑えられない胸の高鳴りをひた隠し



続けざまに尋ねた



”彼女は何してる子?”



臼井は答えた



”女医”