ギターには12以上のフレットと6本の弦があります。そのため【3フレット5弦】とか、左手でおさえる場所をそのように呼ぶのです。
しかし、3フレット5弦では長くて呼びにくいので、【3 5】と呼びましょう。
また、フレット&弦をおさえるのは左手の親指以外の指ですが、それぞれに番号が存在します。人差し指が1、中指が2、薬指が3、小指が4です。よって人差し指で3フレット5弦をおさえるのなら【3 5(1)】となります。
ところで、一般的には【5弦3フレット】と弦を先にいうのですが、それはおかしいと思います。なぜなら、フレットのほうが見つけるのに時間がかかるからです。
たとえば、あなたが初心者だったとして━━
「2弦8フレットをおさえろ」
━━といわれても、『えーと、8フレットってどこだっけ……?』と、見つけるのに時間がかかると思います。一方、2弦のほうはパッとわかると思います。
先に見つけられる弦のほうを先に呼ぶのはどう考えてもおかしいです。そこで見つけるのに時間がかかるフレットのほうを先に呼ぶことで、弦を探す時間を0コンマ何秒かでも短くすることができるのです。