“化け鮫”ことザボアザギル━━ネルスキュラをはじめとする数々の強大なモンスターを撃破してきた私だったのですが、はじめの数回はまるで手も足も出ずにたたきのめされました。
しかし、回数を重ねるうちにコツがわかるようになり、リズムよく攻撃を当てられるようになっていきました。
が━━それでも倒すことができずに落胆せざるをえませんでした。なにせ大剣で50発当てても足を引きずりもしないのです……。
その戦いにも敗れた私は、攻撃力480のバスタードソード改に限界を感じるようになりました。
本当ならブレイズブレイドに強化が可能なのですが、当時はうっかりそのことを見落としていたので、攻撃力640を誇る無骨包丁を生産してみようかと考えたのです。
かくして私は無骨包丁の生産に必要な鬼蛙の大牙を手に入れるべく、テツカブラを倒すことにしました。
前回そこそこてこずったテツカブラを、1度も力つきることなく顎破壊までしつつ倒すことができました。
それでもザボアザギルにはお手上げなのですから、ザボアザギルの恐ろしさを改めて痛感してしまいます。
武器をバスタードソード改から無骨包丁に変えての再戦━━見事、これまででナンバーワンの強敵ザボアザギルを撃破することに成功しました。
ただ、無骨包丁でも数えきれないくらい攻撃を当てなければならなかったので、バスタードソード改が悪いわけではなかったようです。
それにしても、このザボアザギル戦ではじめて『ああ、モンハンを買って良かった』と心の底から思いました。まさに私が追い求めていたおもしろさがそこにはあったのです。
私はモンハンをはじめて日が浅い身ですが、そんな私が持っている限りの知識、持っている限りの技術を総動員しなければザボアザギルを倒すことはできませんでした。まさにザボアザギル戦ではじめてモンハンの醍醐味を知ることができました。
ザボアザギルを倒した日は、夜まで興奮がおさまることはありませんでした。