『ピアノは好きな曲で練習するのがいい』はまちがい | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

 ピアノ講師の中に『ピアノは好きな曲で練習するといい』と生徒にいう人がいるそうです。

 

 

 たしかに興味のないジャンルの興味のない曲を弾くより、自分の好きなジャンルの好きな曲を弾いて練習したほうが楽しいかもしれません。

 

 

 しかし、残念ながら基本的にまちがいだと思います。好きな曲というのが難易度の低い曲ならいいのですが、たとえば『【エリーゼのために】を弾きたい!』という目的でピアノをはじめたとして、いきなり【エリーゼのために】の練習に取り組んだところで天才でない限り弾けません。また、練習そのものも効率よくはかどりません。 

 

 

 何事においてもそうですが、まずは簡単なものからはじめて、慣れてきたら少しずつレベルアップしていくというのが基本だと思います。いくら好きな曲だからといって難易度が高すぎる曲では、初歩や基礎ができていないといくら練習しても上達しません。やがて上達しないことにモチベーションが下がり、ピアノから離れてしまう危険があります。よって【ピアノは好きな曲で練習すればいい】という考え方はちがうと思います。

 

 

 

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