鉄拳TT2とギターに挫折し、新たなライフワークを探し求めてたどり着いたピアノ。はじめたばかりの頃は右も左もわからない状態だったのですが、最近になってようやく“明確な目標”と呼べるものが見つかりました。
明確な目標━━それこそ中国人ピアニスト、ユンディ・リーの弾く【ラ・カンパネラ】です。
私はこれまでいろいろなピアニストが弾く【ラ・カンパネラ】を聴いてきましたが、1番感動したのがユンディ・リーの【ラ・カンパネラ】でした。これを聴いたとき、『これこそが自分が目指すべき最終目標だ!』と痛烈に感じました。
私は上級者ではないので、技術的なことはまだよくわかりません。『なんとなくユンディ・リーの【ラ・カンパネラ】が1番感動した』としかいえないです。
こればかりは自分でもある程度【ラ・カンパネラ】を弾けるようにならないとわからないのでしょう。
ピアノ上級者たちは『ショパンは誰々』『ベートーヴェンは誰々』『リストは誰々が弾くのが最高だ』といったことを語っています。私も【ラ・カンパネラ】をそこそこ弾けるようになれれば、ほかのピアニストの【ラ・カンパネラ】とユンディ・リーのそれがどうちがうのか、理解できていろいろ語れるようになれることでしょう。
素人や初心者にとっては、トップピアニスト100人の演奏を聴いても、みんな同じに聴こえるものです。そのレベルのままではおもしろくないので、自分自身のピアノのレベルも上げ続け、ピアニストひとりひとりのちがいや個性がわかるようになりたいです。それもピアノのおもしろさといっていいでしょう。