親善試合2014 【ザックジャパンvsコスタリカ】 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

結果 3━1で日本の勝利

 
サイドをえぐった回数

 日本:7回  コスタリカ:9回
 
バイタルエリアを有効活用した回数
 日本:12回  コスタリカ:1回

  
カウンターの回数

 日本:5回  コスタリカ:なし
 
ナイスシュートの本数 ※ナイスシュート━━GKのファインセーブ、微妙なオフサイド、バー&ポストに阻まれてゴールにはならなかったものの惜しいシュート。

 日本:5本  コスタリカ:なし

 

 

 

 仮想コロンビアの一戦。

 

 
 コスタリカは5バックという超守備的なシステムなので、ダイレクトプレーを多用してくるかと思ったのですが、はじめは細かくつないでからのサイド崩しという攻めを見せ、日本のゴールが脅かされました。

 

 
 しかし、徐々に日本がボールを支配し出し、ワントップ大迫のポストプレーを起点とするセンターアタックが機能していきます。

 

 
 気づけばコスタリカは裏へのロングボールばかりになり、逆に日本はボランチの積極的な攻撃参加など分厚い攻めを展開します。

 

 
 しかし、日本ペースになってきたと思ったのも束の間、右サイド・内田の背後のスペースをえぐられ、そこからのクロスでコスタリカに先制点を許してしまいます。

 

 
 それからも内田のパスミスからピンチを招いたりなど、怖いサイドアタックをしかけられます。日本はコスタリカのサイドプレーヤーにフリーでクロスを上げさせすぎです。

 

 
 前半は日本が押していたにもかかわらず0━1。しかし、大迫のポストプレーは極めてよく機能しており、安心できるボールのおさまりどころとして日本にすばらしい展開をもたらしていました。

 

 
 ただ、香川が敵5人をひきつけてから上げたクロスを、ヘディングシュートできっちりものにしてほしかったです。

 

 
 後半、コスタリカはカウンター狙いに戦術をシフトし、よりいっそう堅い守備で日本の攻撃を跳ね返す形をとります。

 

 
 そんなコスタリカの守備網をずたずたに切り裂いたのが、後半からの出場の岡崎のオフ・ザ・ボール。大迫のポストプレーも変わらず機能。

 

 
 そしてカウンターから右サイドをえぐり、本田のクロスを途中出場の遠藤が押し込んで同点。

 

 
 前半、決定機をものにできなかった本田ではありますが、効果的なパスでいい展開をもたらしていました。特に後半24分、誰もいないところにパスを出して奪われ、カウンターをもらいそうになってしまったシーンがありましたが、あれはバイタルエリアのギャップをついたパスです。あのパスを誰かが受け取っていれば、バイタルエリアから新たな展開に持ちこめたことでしょう。

 

 
 日本の攻撃陣の中で本田だけに見えていた、コスタリカの一瞬の隙だったのです。

 

 
 それからもゲームは日本が支配し、圧倒的な存在感を放っていた大迫に代わって出場した柿谷の1ゴール1アシストで3━1の逆転勝ち。また、コスタリカはサイドアタックとタテパス1本のロングカウンターしか引き出しがないチームだったものの、バイタルエリアを使わせない日本のボランチとCB陣の守備も安定していました。

 

 
 互角の実力を持つ上で、さらに苦手な守備的チームを相手にほぼ文句のない内容。まだリズムがつかめていない内田がやや心配なくらいで、ザック戦術大爆発といったところです。

 

 
 それにしてもワントップは柿谷と大迫、ワールドカップではどちらを使うのか、贅沢な悩み事がひとつ増えました。短い時間で目に見える結果を出した柿谷はさすがですが、大迫もまったくひけをとらないパフォーマンスを見せていました。次のザンビア戦は斎藤の左SHを見たいです。

  

 

 

ベストシュート━━(後半)日本、香川の勝ち越しシュート。

 
ベストタテパス━━(前半)日本、香川のスルーパス。

 
ベストクロス━━(前半)日本、香川の5人をひきつけてからのクロス。

 
ベストインテリジェンス━━(前半)日本、青山のスルー。

 
ベストドリブル━━(後半)日本、岡崎のカウンターを演出したドリブル。

 
ベストファンタジー━━(後半)日本、山口のインターセプトからの攻め上がり

 
ベストディフェンス━━(後半)日本、山口のチェックからのボール奪取。

 
ベストセーブ━━(前半)日本、川島のダイビングヘッドクリア。

 
ベストプレーヤー━━後半から出場し、明らかに試合の流れを変えた日本の岡崎。

 

 

 

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