どうもこんにちは。



初見もののレポが溜まっていて ちょっと焦っている私ですw



鐘楽とLKレポに時間かかりすぎてしまった…。




………………はい。
今回はアンドロマックのレポになります!





なんか難しそうだし、休みかわからんし、名古屋遠征もあるし…で行くか悩んだのですが。


やっぱりね、劇団四季の父である 浅利慶太先生が生前最後に関わった作品ということで。


追悼の意味も込めて行ってきました。

チケット取るの遅かったんで 良席ではなかったですが。



キャスボです。

相変わらず自由劇場のキャスボは撮りにくいですね…。



キャラレポになっちゃうキャスレポしまーふ。



アンドロマック:野村玲子

浅利先生の奥様。
小難しい台詞を見事感情に乗せて披露してくださいましたよ。

夫への貞操か、我が子の安全か。揺れ動く妻・母としての感情が迸ります。さすがはベテラン女優。

主要男性陣と女性陣の年齢差がありすぎる気もしますが、そこは流石に元四季の看板俳優なだけありまして、演技力の高さでカバーです。
作中での違和感はそれほど感じませんでした。

当初は下村青さんにピリュス役のオファーがいってたみたいなので、下村さんがピリュスだったらまただいぶ印象が変わったのかもしれませんね。
近藤さん好きなんでいいんですけどね、このままでw



ピリュス:近藤真行

近藤さん、結構好きなんですよグッド!
『この生命誰のもの』での演技がすごく良かったし、『李香蘭』での歌声も好みでしたし。

いいお声でしたわ…
この生命とか恋シェでも思ったけど、ストプレの台詞量って半端なくないですか。
まぁミュージカルの歌の部分も全て台詞になったようなものですよね。歌の方が覚えやすそうだ…。

たまに噛んじゃうこともあったけど、基本的にスラッスラ台詞が出てくる。しゅごい。。。

知らない人のために書きますと、ピリュスって要するに、戦場で戦果をあげたけど 敵国の王女・アンドロマックを好きになってしまうって役で。
未亡人となってしまった王女と子供を匿っているけど、国民は敵国のやつは殺せというし、王女は夫を殺し国を滅ぼされた恨みと、亡き夫への献身からピリュスになびかないし。
ピリュスさんも業を煮やして、俺のものにならないのなら子供を殺せー!みたいな感じになってしまうのですね。

しかもまた複雑なのが、ピリュスにはすでにエルミオーヌという婚約者がいるんですよ。
エルミオーヌは王であり国の英雄であるピリュスにゾッコンなわけですが、当のピリュスは他の女を見ていて。

さらにさらに、エルミオーヌはいとこのオレストに好かれているんですよね。
この作品には相思相愛って言葉は存在しないのかい。。。

そんな複雑な感じが絡み合って、エルミオーヌはオレストを利用してピリュスを殺そうと計画し始め、ピリュスは子供を人質にアンドロマックを自分のものにしようとし…という、ドロドロな恋愛モノです。

ピリュスさん、やってることはフロローみたいなのに、なんか同情しちゃうのはなんでだろ。
近藤さんだからかな(笑)

まぁこの時代ですからね。古代ギリシャ??
政略結婚というか  「手柄を立てたからうちの娘を嫁にやる!」みたいなことは日常茶飯事だったと思うし、そもそも恋愛して結婚なんてないねんがあまりなかったんじゃないかとさえ思うけど。

恋愛って人を狂わせますからねぇ…。
国民を敵に回してまでアンドロマックを自分のものにしたかったピリュスさん、狂信・盲信的な性格なのかなぁ。

衣装が衣装なので太ももがアーーーーッ!で、イマイチ集中できませんでした(笑)
マントの翻し方はかっこよかったです。
ぜひシンバも…!!

お髭顔があんまり似合わないw
なんか若い頃の芝さんに似てるって言われてるらしいけど、私は道口さんに似てると思うんだよなー。



エルミオーヌ:坂本里咲

ザ・女子。
気分屋というか感情的というか、そういう感じがめっちゃ女子です。ヒステリックだし。
まぁね、一度は婚約して愛を誓い合った相手が、堂々と他の女を愛して自分を振るなんて、プライドズタズタになるよね。
ピリュスも罪な男だな。

キーキー喚いてオレストを利用した挙句、ピリュスが死んだと聞くやヒステリー再燃でアババしちゃう。
やったことや言動だけ見てたら完全に精神科直行レベルだよ!

まあそれだけ、恋愛は人を狂わせるという現れなのでしょうか。
恋愛こえー(棒)。



オレスト:桑島ダンテ

ダンテさんもかっこいいよなー。
兵士の衣装が似合ってる…太もも出てない…w

惚れた弱みに付け込まれ、エルミオーヌに振り回されちゃう哀れな役どころ。
振り回された挙句に彼が呟いた「…何だ、今のは」は作中唯一笑える一幕でしたw






ごめんなさい、他にも出演なさっている方はいるのですが、どうにもこの作品台詞が難しすぎてですね。

理解するのに必死で細かく見れませんでしたのです。申し訳ない。


ネタバレで結末言っちゃいますと、ピリュスは結局死んでしまうのですが、死ぬタイミングがあまりに意外すぎて「へっ??死んだの??」って感じでした。

浅利演出事務所の作品はめちゃくちゃ大人向けで難解ですよね〜。
いやー本当に難しかった。
帰りは頭痛が酷くて薬飲みましたw

面白いか否か と聞かれると迷うところです。
つまらなかったというわけではないけど、面白い とも違う気がして。

なんだか純粋に 演劇として成立している作品だなぁって。
台詞、照明、衣装等が集って1つの作品を成している、それがよくわかる気がしました。
いつもはひたすら音楽やらなんやらに圧倒されすぎてあんまり意識してなかったんですけど。

演劇って一人一人の力の結晶なんだなと。



そう、照明が本当に素晴らしかったんですよ。

ずっと同じセットしかないのに、光で朝、夜、夕暮れといった時間軸はもちろん、俳優の感情まで照明でカバーしていて。

シンプルだからこそ際立つ照明の力を垣間見ました。
浅利先生が「吉井の照明は素晴らしい」と言ってらしたのも納得です。本当に良かった。





何度でも言いますが本当に難解すぎて、まともなレポができず申し訳ありませんでした。

次の記事も初見ミュージカルになるので、グダグダになりそうだなぁ…。すみません。










ではでは。