ご近所さん…ヒマな主婦の井戸端会議的ひとりごと
暑くなってきて、窓を開けていることが多くなった。
窓が開いていると、いろんな音がよく聞こえる。
うちの場合、特に、同じマンションの住人の音がよ~く聞こえる。
聞くつもりがなくても、聞こえてしまう、筒抜けマンションなのだ。
ちなみに、私たちが住む建物はかなり小さい3階建てで、1フロアに1つの家しか入っていない。
(3階建てといっても、スペインでは日本で言う1階=piso bajo,2階=primer piso「1階」と数えるから、高さは日本で言う4階建て。Piso bajo部分は倉庫かなにかになっている。)
つまり住人も3世帯しかいない。
私と夫は、真ん中の2階に住んでいる。
1階にはベルギー人の中年女性が一人で住んでいる。
そして3階には、どこの国の人かは分からないが、英語を話すカップルが住んでいる。
そんなわけで、時には下からフランス語が、上からは英語が聞こえてきて、自分たちは日本語で会話しているという、なんとも国際的?な集合住宅なのだ。
窓を開けているとよく聞こえる、と最初に書いたが、スペインの建物は日本と違ってぴったりくっついて建っている割には、窓が多いと思う。
うちのマンションも、表通りに面する窓、裏の中庭に面する窓、そして建物の真ん中、ちょうどバスルームとキッチンの間にも小さな小さな吹き抜けがあって、窓がついている。
この小さな吹き抜け部分は冬でも換気のために窓を開けていることが多いので、キッチンなどで作業をしていると突然、
"Honey, do you need more sauce?"
"Not right now, thanks."
…みたいな会話が聞こえてきたりして、
あ、上でも食事中なのね…と思ったりする。
ちなみに、上の人たちとは話をしたことがない。
たま~に階段ですれ違って"Hola"とにっこり挨拶するだけだ。
こんなかんじ↓のカップルだ。相当適当な絵だけど…。
けっこう個性的なファッションに身を包み、なんとなく、話しかけにくい雰囲気でもある。
そんなわけで、彼らの正体?は未だに不明。
でも、1年近く住むうちに、どうやら音楽家(の卵?)であることだけは確信した。
毎日歌の練習をしているのだ。
男の人がギターを弾きながら歌い、女の人がそれにフルートをあわせたり、合唱したりしている。
持ち歌は2,3曲かな?
ジャンルとしては何だろう…
彼らがよく聴くメジャー系の音楽はR.E.M.やビョークなのだけど、それらを混ぜて100倍ヘンにした感じかな(失礼!)。
毎日歌っているのは、もはや私まで暗記してしまった。
"Do you wanna run away...?"という歌。
好みじゃない、というかむしろ嫌いな曲なのに…覚えちゃったよ…。
ちなみに彼らは、クラシックも好きで、いろんなものを聴いている。
暗い「アマデウス」とか、うるさいオペラとか聴かれると、「やめてぇ~」と思うけど、
最近は「白鳥の湖」やバッハの無伴奏チェロソナタがお気に入りらしく、私も心地よい。
彼ら、スペインの音楽は全く聴かない。
多分まだデビューはしていない彼ら。
いつかどこかでまた彼らのメロディーに再会する日が来るのだろうか…。