アメリカでは第二の日本食ブームになっています。私がアメリカに来たのが1981年。まだまだお寿司は高級品で、それほど普及していませんでした。それが、年々アメリカでも人気がでてきて、アメリカ人が好きな料理のジャンルというアンケート結果では、11%のアメリカ人が、一番好きな料理のジャンルは日本食と答えています。
MESAYスタッフの中に、現役の寿司シェフが一人。小高俊雄。ロサンゼルスダウンタウンのロフト街にある、ギャラリーのような素敵なおすし屋さんのチーフ寿司シェフ。
私が彼とであったのは、まだ二人が20代だったころ。サンタモニカにHANA SUSHIと言う、その当時かなり行ってしまっているおすし屋さんで彼は、お寿司を握っていました。お客さんは、90%が白人。9.9%が非日本人。そして0.1%が日本人と言う、音楽がんがん、毎日がパーティをやっているようなお店でした。
私が始めてそのおすし屋さんに行った時に、隣でおとなしく一人でおすしを食べていらっしゃったのは、なんとあのスピルバーク監督。「えーあんたの名前でしたっけ。ハンバーグさんでもなく・・・」とあのスピルバーク監督に陽気は寿司シェフは話しかけて笑っていました。
私が「うにください」と頼むと、「そんな1週間に一人や二人来るか来ないかのこのすし屋でうになんて仕入れません」と笑いながら言われてしまい、「今どきのすし屋、特にアメリカのすし屋は、歌って踊れないとだめなんだ」と、歌いながらお寿司を握っていたような・・・
そんな彼も、ザガッドで高い評価をされる高級寿司店のチーフに。今では、歌って踊っていた面影もなく、日本の職人のようにきれいでおいしいお寿司を握っています。ここのお客さんも9割がアメリカ人。英語でジョークを言いながらさらっとアメリカ人を相手している小高はさすが。
しかし、昔のように、歌って踊って、寿司を握る彼もまた見てみたい。お互い年取りました。はい。
nicki