飛火野越えて… | merveilleux777のブログ

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お花の教室…
メルベイユ、フルール
「素晴らしい花」主催


日常の中で感じたことをエッセイ、ポエムにして…♬


まだ雪が舞う日もある 


三寒四温の2月の京都…


思いもよらぬ 春の陽気に誘われ


久しぶりに 奈良へとお出かけ〜♪





奈良といえば…


一月には 古都奈良の早春を告げる


「若草山の山焼き」



三月には 東大寺二月堂のお水取り



随分昔 お水取りの頃に 


子供の健やかな成長を祈る


〜「だったん帽」頂かせ〜



昔 近所のママ友とお詣りした

お水取り「だったん帽」


幼な子三人揃って

「だったん帽」を被らせて頂いた

記憶が懐かしく蘇る






私にとって 奈良は


昔から行事はさながら 千本桜やお寺


食にしても身近な存在であるが 


馴染みはあるが 余り深く知らないので


今一度、ゆっくり散策してみることに…





奈良公園で

水池の風景といえば…


池に長閑に浮かぶ 


藁葺き六角形のお堂

「浮御堂」





海はなく盆地で成り


自然豊かな緑の山々と

コラボした奈良




春日山を源流とする


率川(いさかわ)から


なみなみと広がり鷺池へ



鷺池の橋の先に ひっそり佇む 


趣きある浮御堂



今も尚…水辺には


子供達と鹿 人力車との触れ合い



ゆったり行き交い集う 水辺の光景






鷺池にぼんやり映る浮御堂


水面に微かに揺れる水鏡

 

ふと我に返るような長閑さ


古都奈良ならではの静けさ





高畑町では…


古い屋敷や土塀、石垣が立ち並び


その一角にあるのが 


小説の神様と呼ばれた 大作家


「志賀直哉」の旧居



大正時代…

志賀直哉は京都山科から高畑に住み


若草山を望める静かな環境で

小説に勤しんだという



風光明媚な高畑町は


作家、画家、文化人が多く住んだ町



高畑族の一員であった


足立源一郎画伯の建てた洋館は


「たかばたけ茶論」という

カフェとして復活☕️



ヒマラヤスギを通じて


歴史と自然が


隣家 志賀邸と一体となり


独特の風情を醸し出している




奈良には奈良の〜


冬には冬の〜


春日山に稀にみる 雪景色


真冬の朝の鷺池の凍結など


伝統ある恒例行事とともに


四季折々の桜🌸や百日紅、紅葉🍁など


今は 梅の心地よい香りに誘われ


春へと繋がる 美しい光景


静かな 古都奈良…