昨日、僕の住んでいる部屋の家主サマからそんなことを聞きました。


……マジっすか。



今、僕はお世話になっている社長サン(家主)の部屋に、一緒に住まわせていただいているのですが、


このマンション、家賃が軽く二、三十万はする部屋なのです。


だから、作家さんでもある程度売れている方住んでいる可能性大ッ!



あっ、ちなみに僕に関して誤解なきよう、悲しい告白をしなければなりません。


僕は一緒に住まわせているなんて偉そうに言える身分ではありません。


いろんな事情があって、一年前からこの部屋のクローゼットの中に寝泊りさせてもらっています。


だから、とうていこのマンションの住人とは言えないのです……(シクシク)


とはいえ、ウォークインクローゼットだから、布団を敷いて、充分寝れる広さはあるのです(えへんッ)



……と、冗談はこれくらいにして、もし、本当にプロの作家さんならものすごく興味ありありです。


でも、僕が小説を書いてるなんて誰にも言ってないから、あまり興味深そうにするのも変なのです。


家主さんに、おいそれと「なんていう方が住んでいるのですか?」なんて質問できるはずがありません。



そういえば、かわいい猫チャンが二匹いたとか言っていました。


どんな作品を書く先生なんだろう。



――僕も、早く一人前の小説家になって、ちゃんとした部屋に住めるよう頑張ろう。


そう胸に誓いました。




 ホント、ちょっとビックリする一日でした。