窓の外を眺めると、しとしと降り続く雨が目につく。


目の前にある幹線道路からは車が雨をしゃあしゃあと蹴散らす音が繰り返し聞こえてくる。


いつもは青々としている街路樹も雫を滴らせながらじっとりとした緑の葉を重そうに揺らめかせている。


どうもこういう日は心まで塞ぎ込みがちになってしまうから嫌だ、とは言ってもお天道様を呪っても仕方が無い。


明日は眩しい太陽を見上げられるといいな。