おはようございます
今日は私が読み始めた本がありまして、興味を持っていただいた方に、一緒に読んで考えて頂けたら……と思って発信しました。
この本の「まえがき」だけでも読んでみてほしいです。
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「悪いことをしたらすぐに反省させる」
このパターンで子どもを育てている家系はいずれかの世代で、誰かが重大な犯罪を起こす可能性があるのです。
反省させてもかまいませんが、しないといけない「大切な条件」があります。
この「大切なこと」が欠けていると、犯罪者が生まれます。
したがって、誰かがどこかの時点で、
「悪いことをしたら反省させる」という育て方を止めなければならないのです。
この本の著者である岡本茂樹さんは、
殺人などの重大な犯罪を起こした受刑者が収容されている刑務所において、
受刑者に個人面接をしたり更正のためのプログラムをつくって授業などをされています。
岡本さんは、日本で一番凶悪な犯罪を起こした受刑者が収容されている刑事施設を外部の支援者として、直接受刑者と関わっている方です。
「矯正が極めて困難」「矯正不可能」といわれている受刑者でも、
確かな信頼関係をつくり、ちゃんとした手順を踏めば、彼らは更正への意欲を持ち始め、立ち直ることができると岡本さんはおっしゃっています。
その手順が「反省させないこと」なのです。
反省させるから、悪い受刑者がさらに悪くなる……。
あるとき、「あいつ(被害者)さえいなければ、自分はこんな所(刑務所)に来ることはなかった」と
被害者に対して強い否定的感情を持っている受刑者に対し、
「被害者に対して、謝罪するのではなく、手紙の形で本当の気持ちを書いてくださいませんか」と課題を提示しました。
後日の面接でその手紙を確認すると、
書き出しから被害者に対する否定的感情が書かれていましたが、
後半からは、「思い切りいいたいことを書いてみて、はじめて私はとんでもないことをしたことに気付きました。
理由はどうあれ、私があなたの命をうばったことは事実です。
私のしたことはけっして許されることではないことに今頃になって気付きました」と記され、
文面の最後には「何と言って謝っていいかわかりません。私はなんということをしたのだろう……。
本当にごめんなさい。本当にごめんなさい」と締めくくられていました。
その後、彼は暴力や養育放棄をした両親に対する怒りや憎しみを吐き出して、気持ちを整理して、
みるみる穏やかな表情にかわっていったのです。
犯罪は人間の心のなかにある「攻撃性」が表出したものですが、内に向かうと自らを傷つける「自殺」という形になります。
「自殺」は、その字が示す通り「自らを殺すこと」であり、自殺も「犯罪」という側面をもっています。
(12ページ本文より)
親であれば、子供から反省の言葉を引き出そうとしていませんか。
反省や謝罪の言葉を言えばいいと思っていたり、悪いことをしたら反省させるのが当然だと思い込んでいたりする方は、ぜひ本書を最後まで読んでください。
正しいと思っていた価値観が人を追い詰め、大変な生き辛さを生ませていたり、逆に間違っていると思っていた考え方が健康的に生きるために必要なことであったりすることに気づきます。
今、子供が非行をして悩んでいる方や、これから子育てをしようとする方にも、本書はお役に立てるものと信じています。学校の生徒指導に取り組まれている先生方にもぜひ読んでいただきたいです。
繰り返しますが、悪いことをした人を、反省させると、犯罪者になります。
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「反省」とはさせられるものではなく、自分の否定的感情を吐き出し受け止めてもらった後に、自ら涌き出てくる感情のことなのかもしれません。
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