満月に踏み込む

美しくて息も絶え絶えの君

君は何を言ったのか?

どうか傍にいて

どこかで生まれ変わったとしても君に会いたいよ

同じ夢を観ながら無くすものが多すぎて

背中合わせに瞳を閉じる

瞼の裏に離れない君の抑制

何度君を抱きしめただろう

何度君に抱きしめられただろう

触れられない唇がなぞる輪郭にどれだけの恍惚があった事か

逆光に遮られ君の顔が見えない

変わらない君の笑顔がどれだけ私を苦しめるのだろう

何も知らないまま欠け始めた月はあなたの事を思い出す

静かに優しく

どうか生まれ変わったらあなたに触れられますように

ゆっくりおやすみ

愛しい人