JAHAの年次総会に行ってきました | メルモとクレアと紅と葵のパパ

メルモとクレアと紅と葵のパパ

メルモは2019年5月26日、虹の橋へ旅立ちました。
クレアは2020年4月27日、虹の橋へ旅立ちました。
紅は2020年6月5日にうちの子になりました
葵は2020年6月5日にうちの子になりました

13日の土曜日は、

JAHA(社団法人日本動物福祉協会)

の年次総会に行ってきました。

といっても私はJAHAの正会員ではなく、しつけインストラクターの受講をしているだけです。

でも、この年次総会は一般市民も無料で参加できる公開講座がめじろおし。

ということで、

会場である

大阪国際会議場(グランキューブ大阪)

に向かいました。

この大阪国際会議場は少々交通が不便なところにあるのですが

JR大阪駅から、リーガロイヤルホテル の無料シャトルバスに乗ればビルはお隣なので楽々に到着します。

(国際会議場のHPにも、無料シャトルバスを利用してくださいと書いてますので、堂々と乗り込めます。)



さて、今回の目的は

市民公開講座の

・高齢動物のウエルネス
講師:石田卓夫(JAHA副会長 東京都:赤坂動物病院)



たくさんの動物と楽しく暮らすには~複数の犬や猫との同居のコツ教えます~
講師:矢崎潤(JAHA認定家庭犬しつけインストラクター)


を受講すること。

どちらのセミナーの時間も2時間と長丁場でしたが、内容が充実していてあっという間でした。


このブログで、セミナー内容を詳しくお伝えしたいと思うのですがそれぞれ2時間の講座ですので、本1冊分にも匹敵する濃い内容。

とても、紹介しきれません。


ですので、かいつまんで。

はじめにお断りしておきますが、私が会場でメモを録ったものですので、記憶違いや欠落などもあることをあらかじめお断りします。
(会場内は、撮影禁止。メモはOK、録音もOKだったようですが、ボイレコを持っていかなかったので断念。)


まずは、高齢動物のウエルネス。

講師は、JAHAの副会長でもある東京の赤坂動物病院の石田先生。

2時間なので、高齢動物だけでなく全部しゃべっちゃいましょうといことでパピー・キトンのケアから成犬・成猫、そして老犬・老猫まで通しでのお話。

まず、コンパニオンアニマルの果たす役割。

コンパニオンというと、日本ではイベントのお手伝いをする女性みたいなイメージがありますけど(私だけか)

実は、伴侶(はんりょ)という意味があります。

コンパニオンアニマルは、

福祉、医療、教育のそれぞれの面で大きな成果をあげており、JAHAが公益団体としての認定を受けているのも、国がその効果を認めているからとの事。

アメリカの州では、
1人暮らしの老人がペットを飼う事を妨げてはならない
という条例もあるそうです。

1人暮らしの老人が、ペットと暮らすことにより

精神的にも肉体的にも、目覚しい効果がある

そういう事実がちゃんと認識されているわけです。

人と動物の絆(ヒューマンアニマルボンド)が強いのですね。

たとえば
ベンチに1人で座っているとします。

おそらく1時間たっても、誰も声をかけてくれないでしょう。

でも、犬を一頭連れているだけで

1時間のうち、一体何人もの人に声をかけれもらえるでしょうか。

犬飼いなら、みんな経験していることですね。


石田先生はこうも続けます。

『もし、世界の子供たち全てがペットを飼うようになれば、命の大切さや思いやりを自然に学ぶ事になり、戦争という解決策を採らない世界が出来るのではないか?』

世界にさきがけて、いち早く戦争放棄を日本国憲法に謳った日本こそ、始めるべきかもしれませんね。


さて、老犬の話。

老化に関しては、根本治療というよりも進行を遅らせ、QOL(生活の質)を高めることを優先すべきとの事。
シニア犬猫になれば、少なくとも健康診断は年2回は必要。
出来れば、年3回、年4回として欲しい。

問診、身体検査、血液、便、尿の検査。

これらで、スクリーニング(ふるい)にかけて、異常がある場合は更に麻酔などを伴う検査に以降していく。

高齢犬の日々のケアとしては、以下のことを毎日行う。

名前を呼んであげる
被毛の手入れ
身体の各部をさわる
ストレスを与えない
もちろん、適切な食事・飲水・運動

やはり名前を呼ぶのは大事なようですね。

飼い主さんからもらった一番好きな言葉が名前でありますように。

ですから、叱る時は名前を呼ばないことが大切なんですね。

そうそう、先生はしつけについてこんな事も言われました。

心と体のワクチンが必要。

ワクチンを接種しないと、最悪死亡する可能性があります。

心のワクチンであるしつけをしなくても、死亡する可能性があります。
それは、
・飼い主があきらめて、殺処分をする
・呼び戻しが出来なくて、事故にあう
・周囲からの圧力
こういうことを引き起こして、犬が生き辛くなる状況になってしまうのですね。


2時間という中で、多岐にわたるセミナー内容でしたのでこれでもほんの一部です。


ということで、犬猫多頭飼いの話

矢崎潤先生のセミナー内容は次回。

こちらも、凄く面白く感動的な話を聞けました。
ご期待してください。

とりあえず、矢崎先生のプロフィールだけ紹介。

東京目黒にあるしつけ教室
ケーナイン・アンリミテッド
のスタッフ。
JAHA認定家庭犬しつけインストラクター

この認定インストラクターの養成講座の先生にもなっておられます。

若くてイケメンなお顔立ちで、テレビ出演や著書も多数、(現在も2冊を同時執筆中だそうです)


2時間のセミナーの中で、笑いあり涙ありのとても感動的な時間を過ごせました。
本当は時間を戻して、みなさんをあの会場に連れて行ってあげたいくらい。

では、次回でその内容を紹介します。


今回は、文字ばかりですみません。


人と動物のかかわりを勉強してきた父ちゃんに

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