あなたは、彼をイラッとさせてはいないでしょうか?

ちょっと心配・・・というかたは、
以下をご覧ください。


片思いの彼に、急に避けられるようになった
A子さんの悩みです。


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「彼は、私塾の先生です。
少人数のレッスンで教わるうちに好きになってしまいました。
他の生徒さんもいるので、教室では話せる機会が
少ないのですが、私から話しかければ
笑って応えてくれていました。
もっと仲良くなりたいと焦る気持ちもありましたが
さりげなく好意を見せるようにしてきました。

けれど、2月半ばから、急に避けられるようになり
話しかけても、冷たく遮られるようになりました」



A子さんには、全く心当たりがなく
ただ困惑するばかりでした。


「怒らせるようなことは言っていません。
あの日も、授業が終わった後で
『寒かったですね』
って彼に声をかけました。
寒い中、ありがとうって
気持ちを伝えたのに・・・

それとも、
彼が私を意識しだして
避け始めたってことなのでしょうか?」





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これを読んで
あなたは、どう思われたでしょうか。


「怒らせること言ってないのに。つらいよね」
と共感したでしょうか?

それとも

「意識しだしたから、避けたと思う。気持ちを伝え続けて!」
と希望を感じたでしょうか?



それとも・・・

「ちょっと彼が、イラッとしたかも」

と感じたでしょうか?





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では
答え合わせをしましょう。


「彼がイラッとしたかも・・・」と感じたかたは
男性に不快な感情をいだかせない人です。


逆に言えば、
そう感じなかったかたは
自分では気付かずに、
男性をイラッとさせている危険があります。



誤解を避けるために言いますが、
「つらいよね」と共感することは間違いではありません。
しかしA子さんは「怒らせることを言っていない」
わけではないのです。



「寒かったですね」とねぎらったはずの彼が
冷たくなったのは
その言葉が、彼にとっては
「ねぎらいとして受け取られなかったから」
と考えられます。


彼はおそらく

「教室、寒かったですよ。私たち、我慢してたんです」
と受け取ったのです。


それは、講師として当然、気づかうべき配慮が欠けていたと
批判する視点です。
彼は、他の生徒の前で
教室の管理者として落ち度を晒された形になったのです。


こうした晒され方は
「ひとに喜ばれる存在でありたい」
「仕事のできる自分でありたい」という
男性のプライドに、触るものなのです。




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「彼が意識しだしたから、避けるようになった」
と希望を持つことも、間違いではありません。

しかし、
「A子さんの発言からの彼の避け」を考えれば
このまま、突っ走って
「気持ちを伝える」ことが
成功しにくいことはわかると思います。


ひとは、ある年齢になると
誰かの言葉にいらついても
「いらついた」と言わず
黙って離れるようになります。

すると
気づかずにイラッとさせている人は
ますます相手の気持ちがわからなくなり
「彼のこの態度は、何なんだろう?」と
頭の中で、ぐるぐる巡りをするようになります。

けれど、
好きになった人に不快な思いをさせることなく
礼節をもって接していれば
相手の気持ちが何なのか、
なぜ離れてゆくのか、
悩むまでもなくなるのです。



彼の気持ちがわからないまま、
好意を伝えてるつもりなのに
避けられるようになってしまった。

・・・

そんな悩みを抱かれた時は
今回のお話を
思い出していただくといいかもしれません。