まきさんから、次のコメントをいただいていました。
「いつでも降りていい」
とろろさんは私に言ってくださいましたね。
降り方が分からないんです。
もうやめたいのに。やめた方が楽なのに」
まきさん、遅くなってごめんなさい。
ずうっと、あなたのコメント、心に残っていました。
彼は
「俺なんかよりもっといい人がいるよ」
と、自虐的になっていましたね。
彼は、まきさんの愛をどうしても試してしまう・・・
「ハリネズミのよう」と形容されたように
彼のように、
距離が離れると近づき、縮まると攻撃性を発動し
人を愛するすべを持てずにいる男性も
います。
そんな男性の人生の課題に、ともに心を砕いていくこと・・・
それは確かに「愛」なのですが、
ただ、それは
宿命的に「ときを待つ」ことになり
気力と、時間を必要とするものです。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
誰かから言われたからあきらめる・・・ではなく
自分の心が「もうやめたい」「あきらめたほうがいい」
と思う時、
あなたは、
彼を
充分に愛しきったのだと思います。
月が満ちて満月を迎えたように
彼との愛のレッスンで、知りたいと思う大事なことを知りえた
だから「あきらめたほうがいい」という気持ちに
至ったのです。
「やめたいのに降りられない」
のは、「彼を想うこと」が当たり前になっていて
「彼のいない世界」が想像できないからなのでしょう。
彼とともに時を刻み、彼を想うことが
生きることの証になったあなたの人生で
「彼を忘れること」は
「死」に似たことなのかもしれません。
ひとが死後の世界を想像できず、恐れるように
「彼のいない時間」を
想像することができないから
降りることが難いのです。
このとき
「もう想うことをやめたい」気持ちと
「でも、降りられない」気持ちのはざまで
どこにも行けないような
つらい心境を経験されるのだと思います。
けれども、
この状態にあるとき、
じつは、新しい扉が
すぐそばに開きかかっているのです。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
さきほど
「あなたは彼を充分に愛しきった」
と言いました。
この世のことわりとして
「充分に充ちたものはギフト(贈り物)として与えられる」
という則りがあります。
彼と結ばれる前に時充ちて、あなたが降りるとき
あなたが得るはずだった「ギフト」は
次に持ち越されるのです。
そのギフトを受け取るステージへの「扉」が
あなたが「やめよう」と決めた時に開くのです。
ギフトの多くは「新しい出会い」。
もしくは、想像もしていなかった幸運です。
大切なことは、
「開いている扉」に気づくこと。
・・・
彼への想いが強いほど、別の方向に目を向けることが
難しいものですが、
あなたは決して「どこにも行けない」わけではないのです。
今、「つらい」と思いながら
その場所を動けずにいるとしても
あなたが充分に自分の気持ちと向き合ったなら
かならず、新しい扉の向こうに入っていくときが来ます。
そのときには
忘れずに
「彼を愛した想い」を携えてください。
忘れなくていい。
彼を忘れなくてもいいのです。
あなたが新しいステージを創ることができたのは
他ならぬ「彼を愛した経験」があるからなのです。