やまふさんからコメントをいただきました。

「メールを返さなくても彼女はわかってくれる」
ということを確認したいため
「あえてメールの返信をしない」って本当にあるんですか?
いきなりネガティブですが (笑)」



あるんです・・・ (´`)
そして、
そういう気持ちがあると思わず
「彼は私に気持ちがないのかな・・・」と不安になる女性に
「そうではないんですよ」って伝えることが
当面の私の役割の一つと思っています。


あえて送らないのでしょうか。そういうこともあるのかな。


実は「あえて送らないひとの気持ち」の方が私はわかるんです。


「自分のペースを通しても相手は許してくれるのかな?」
という気持ち・・・



男性側からよくこぼされるのは
「どうして女の人は、メールを送らないと怒るのかな?」
って声なんです。


たしかに、「送ったメールには返さないと心配」だったり
「メールの返信はあたりまえ」と思う人もいるかもしれません。

でも

「人間関係をメールではかる」ことがピンと来ない男性も
世の中には多いのです。



ここは男女の差が出るところかもしれません。

たとえば、ストレス解消の手段として
「親しい人とのおしゃべり」をかなりの女性があげますが
男性は「趣味に打ち込む」「寝る」など、
一人になろうとする傾向があります。

lineでの言葉のラリーやメールでのおしゃべりは
圧倒的に「女性の関心事」なのです。



むにょさんがくださったコメントで

「思っている彼からメールの返事が来なくなり
ネガティブな捉え方をした私が、
「もうダメだよね、私達」とか、
「嫌われちゃったかな」とか彼にメールしたことがありました。
そこで彼から来た返事は
「どうしてそういうこと言うの?」
でした。」


とあるように、
「メールを返さないことが愛情の薄さ」ととらえられることが
男性には、意外なのです。


むしろ
「メールを返さないことで傷つかれる」ことが男性には
コワいのです。


やまふさんは
「あえてというより、面倒なだけではないのかしら…。」
と続けています。

確かに、そういう場合もあるかもしれません。

ただ、ひとの気持ちって
あまり簡単に名づけられなかったりすると思うんです。

たとえば
Aさんが、誰かからメールをもらい、返せなかったとします。

Aさんは「あとで考えてから返そう」と思ったかもしれません。
そのあとで忙しさに紛れてしまったかもしれません。
最後に「時間がたっちゃったし、今更、送るのもな・・・」
と、やり過ごしてしまったかもしれません。

そんなとき
メールを送った相手が「Aさんは面倒だったのね」と受け取れば
「面倒だったのかな?(ちょっと違うんだけど)」
と思います。

「大切な人だったら返すよね」と受け取られたら
「(大切じゃないわけじゃないんだけど)
そう思われたならそうかもしれない」
と思うのです。

自分がはかりきれない感情を
他人が名付ければ、
「そうなのかもしれない」と、ひとはおもってしまうのです。

悪い感情を名付けられれば
そのように思わせてしまうのです。



ときどき、女性が
「私たちダメなのかな・・・」
と口にしただけで、彼と別れることになってしまう
・・・
というのは
「関係を悪く名付けてしまったために」
彼に、そう思わせてしまうためなのです。



メールを返さなかったAさんに話を戻しましょう。

このとき、
Aさんには、相手と関係を切ろうという考えは全くないのですが
「許されてない」という負い目から、
相手と連絡を取るのがコワい
という気持ちが芽生えます。

やまふさんが
「面倒なだけではないのかしら…」
と思った感情。
これは

「面倒だからメールを返さない」というよりも
「返さないことをネガティブに受けとられるから面倒になる」
のが本当のところと思います。


メールをくれない彼の感情を悪く名付けることで
彼は「面倒」になってしまうのです。




そういう時、メールやLINEはどうしたらいいのでしょうか。
しばらく様子を見てまた送ってもいいでしょうか」



もちろんです。

「僕が無精だから話題をふってくれる女性はありがたい」
という男性も少なくないのです。