mさんからコメントをいただきました。
「今片思いしてる人がいます。
見込みがあるのかないのかも全く分からず、
相手は仕事が忙しくてなかなか会えず、
苦しい時もあり、ご本を拝見して、
「女性が男性を好きになるのは、
必ず相手からの働きかけがある。」
つまり彼はこちらに多少なりとも好意がある
という考え方のところを読んで、衝撃的でした。
私はメールしても返事もなくて落ち込んでいて、
もう彼に会うのも辛いと思ってましたが、
やはりそこまで卑屈にならず、
堂々としていたいと思うようになりました。
私は特に彼から働きかけがあって好きになったわけではなく、
彼と話しているときに話が弾んだり、
一緒にいて安心出来たから好きになったんですが…
これは働きかけがあったというより、
勝手に好きになった
100%片思いじゃないかと思うのですが…
100%片思いというのは存在しないのでしょうか?」
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男性とお話して話が弾んだとき、
彼に好意が芽生えることがあります。
ある人は、また彼と会ったときに、楽しく話し
会うたびに親しいふれあいを重ねてゆきます。
ある人は 「彼は私のことをどう思っているのだろう?」
と気になり、
彼と会うと、彼の表情に
心が揺れ、苦しくなってきます。
ひとを好きになった時、
女性は
この二つの岐路を揺れ動くように思います。
けれども、もし、あなたが
後者のように
楽しいどころか苦しくなってしまうばかりだとしたら・・・
それは
あなたが悪いのではなく
「低い自己評価」にとらわれてしまっているため
と思ってください。
「低い自己評価」は
おとなになるまでに、色々な理由で
外側から植えつけられてしまった
誤った考えであることが多いのです。
女性は特に、親や周囲から
「調子に乗ってはいけない」
とたしなめられたり
「良くできたいい子」を求められがちです。
それは
「愛される女性になるように」
とのはからいからなのですが
その洗礼をうけることで
「女性は男性から選ばれる立場」
「そのままの自分では不十分」
という心理的な「かせ」が生じてしまうのです。
これでは、恋を「楽しむ」どころではありません。
「選ばれるか選ばれないか」
「ありのままの私が選ばれるわけはない」
という思いが
ひとを好きになるたびに、もたげて
不安になってしまうのです。
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mさん
もしかしたら、あなたは
彼が親切で、いい人だから
「(好意がないのに)優しくしてくれた」
と思っているのかもしれませんね。
けれど
あなたが
彼と話しているときに話が弾んで、
一緒にいて安心出来ていたときは
彼もあなたと話すのを
楽しんで、安心していたのです。
話が弾むのはふたりの「波長」が合い
楽しいコードを奏でるからです。
そのとき、たしかに
「好意」はあるんですよ。
大切なのは、その「好意」を
育ててゆくことなんです。
大切なのは、その時その時に合った
かたちで「仲良く」なってゆくことなんです。
このとき「勘違い」を心配するかたがいます。
彼が誰にでも優しい人なのに
「好きと勘違い」することを恐れる気持ちです。
そういったかたは
「仲良くなってゆく」ことよりも
一足飛びに「付き合う」ことを
目標にされてるのではないかと思います。
でも
男性は、意外と
長い目で「恋」をみているものです。
「何となく話しやすいな」
と思っていた女性が、だんだんと
だんだんと
「仲の良い彼女」になってゆき、
やがて結ばれてゆく
・・・という平凡な優しい過程が、
多くの結婚でたどられています。
そして多くの男性が
「僕と話すとき、かみさんは嬉しそうだったなあ」
と振り返るのです。
自分と話すことを喜び、
楽しんでくれる女性といることが
男性にとっては、この上なく、うれしいことなのです。
mさん
彼がメールの返事をくれなくても
心配しないでください。
彼は、
仕事に一生懸命取り組むモードでいて
今メールを返さなくてもいいと思っているだけなのです。
会うと話が弾む相手にほど
男性はそう思うのです。
メールでわざわざ言葉にしなくても
わかってくれているという安心感が、彼にはあるのです。