長いです興味のある人、時間がある人どうぞ
子猫を保護したら最初に見る事
☆低体温ではないか・・・
肉球、尻尾がピンク色ではなく紫色になっていたら、すぐに温める。
タオルに包む、湯たんぽ、カイロなど。触れるものは母猫の体温38度が適温なので熱すぎ注意。緊急の場合は手で包んで温かい息を吹き掛けマッサージをして病院へ
(低体温で弱った子にはミルクを無理矢理あげず少~しずつにする。吸収できずにお腹で発酵します)
☆お尻を見る・・・
汚れていたり、ただれていれば下痢をしています。
☆ノミダニ、耳ダニはいないか・・・
体の上を走ってる黒い物体は居ないですか?
耳の中が真っ黒ではないですか?
生後まもなくから出来るノミとりスプレーがあるので病院へ
☆風邪をひいていないか・・・
子猫の風邪は命取り!鼻水、目やにがでていたら風邪引きです。
まぶたが閉じて、目の周りがはれている場合は中に膿がたまってる可能性があります。
開いて目薬をしないと失明する可能性があるので病院へ
☆皮膚病変、外傷はないか・・・
痛がるところ、傷はありませんか?
脱毛、かさぶた、肌荒れ、痒がるところはありませんか?ダニやカビによる皮膚病の可能性があります。
子猫は普段ヘビやカラスに見つからないよう静かにしています
そんな子猫がピーピー鳴くのはピンチの時!
ママがいない、寒い、暑い、痛い、お腹すいた!
そんな子猫が触っても鳴かなかったらもっとピンチ!!
とにかく保護したら病院へ行きましょう
病気や虫がいる可能性があります。お家の犬猫には接触させないようにしましょう
そして獣医さんに生後何週か聞いてください。
子猫は週数によってミルクの回数が変わってきます。
獣医さんによっては子猫に詳しくない方もみえます。弱っていても小さすぎて何も出来ないと言う方も見えます。
そんな時は諦めず他の病院へ行きましょう
子猫の知識がある先生だと、小さくても、点滴、投薬、カテーテルなどやっていただけます☆
☆いるもの☆
ハウス(暗く、湿気を吸収し、保温効果もあるダンボールが便利です)
4週までの子猫は子猫用ミルク、猫用哺乳瓶、シリンジ(針のない注射器)、ペットシーツ、4週以降なら子猫用フード、湯たんぽやカイロ、ティッシュ、ビニール袋、3週以降の子には小さなトイレ、猫砂
☆ハウス作り☆
この写真の子達は産まれてすぐ。
暖かい所、そうでない所、を作って猫が自分で選べるようにする。
毛布の下にはカイロが入っています。
左の塊はお湯の入ったペットボトル。熱すぎないようペットシーツが巻いてあります。母猫の体温38度くらいの暖かい物に寄り添うと子猫は安心します☆
この写真の子猫は生後3週半。
これくらいの子ならトイレを置くと自分でオシッコします☆(やらない子もいます・・)
こちらも暖かい場所、そうでない場所を作ります。
フカフカに間違えてオシッコしちゃう子がいたらフカフカは置かない。
☆排泄の補助☆
小さな子猫は自分では排泄が出来ないので、ミルクの前後にティッシュでお尻の辺りを優しくポンポン刺激してあげます。
オシッコは透明~薄黄色が正常。濃い黄色は脱水が疑われる。
ウンチは母猫の母乳を飲んでいる時は濃い黄色~濃い茶色。
ミルクの時はベージュ~黄色。
お尻を刺激すると絵の具や、練りからしのように出てきます
絵の具より水っぽい時は下痢です。病院へ
オシッコがちゃんと出ていて体重も増えていれば、ウンチが出なくても大丈夫です。(本やサイトによっては毎日しないとダメと書いてあったりしますが、ミルクのみの子はウンチをしない子がよくいます。よく出す子、出さない子など様々です。離乳食食べ始めると沢山しますよ〜)
☆ミルクの飲ませ方☆
仰向けでは誤嚥の危険があります
足とお腹を下側に!腹ばい。
これが正解
猫の体、頭、哺乳瓶が一直線になるようにします。
子猫が上をずっと向いているのは大変なので、手や指で子猫のアゴを支えてあげます
目が開いてない子や、どこに乳首があるのかウロウロしてる時は口を開けさせて乳首を入れてあげます。
頭を後ろから軽くホールドした方がよく飲みます。
そろそろ吸い付くかな?どうかな?辺りで乳首を少~~し引くと『オットット!待って~!』と吸い付いてくる事が多いです。
首や頭を包むと『兄弟に取られちゃうー!』っと急いで吸い付きます。そして安定した姿勢で飲ませられます
この2つが吸い付かせるコツです☆
飲みやすい哺乳瓶
よく吸う子や、ゆっくり飲みたい子の場合、鼻から溢れたり誤嚥の可能性があるので注意!
よく様子をみてください。
みんなミルクの飲み方の好みがある!!
乳首にかぶりついてくる子、吸いだすまでに時間がかかる子、何回も休憩する子、一発勝負の子、シリンジが好きな子、温かくないと絶対飲まない子、深くくわえたい子、2本足で立ちたい子など好みやクセは様々です
どんな飲み方がお好みか、猫をよく観察して知るのが大事です
どうしてもミルクを飲まない時は、スポイトやシリンジで口の横から少しずつ流し込む、胃カテーテルで飲ませる、などの方法があります。
ミルクを飲まないと弱って死んでしまいます。
病院の先生と相談しながら、頑張って飲ませましょう
(低体温の子、とっっっても弱っている子にカテーテルなどで無理矢理飲ますと消化吸収出来ずお腹でミルクが発酵し亡くなってしまいます。ミルクは少しずつにし、点滴や注射で回復させてあげましょう。)
生後1ヶ月くらいまでは、ミルクの量や毎日の成長を書き留めておきましょう!
体重が増えない、いつからウンチしてない、ミルク飲めてないなど、早く異変に気付けます
私のノートの書き方。
一番上は毎日決まった時間(私は夜のミルクの時)を決めて、ミルク前の体重を書き、1日何g増えたかを表にしています。
下には、ミルクの時間、最初の体重、オシッコ後の体重、ミルク飲んだ後の体重、◯の中はミルクを飲んだ量、が書いてあります。
いつウンチをしたか、いつ目が開いたかなども横に書き留めます。
自分がやり易い書き方で大丈夫
☆離乳食☆
生後1ヶ月くらいになると離乳食の練習を始めます。
ムース状で食べやすく、匂いも良いので子猫の食いつきがとても良いです
最初は少量から始めます。
ミルク仕様になっている胃腸は、離乳食を消化するのに慣れていないので下痢をおこしやすいです。(最初の2日くらい大丈夫だったのに、2、3日後に下痢になる子が多いです。後からくる下痢なんでかな~~)
離乳食の後にミルクをあげてお腹いーっぱいにしてあげたいところですが、お腹いっぱいだと消化がしづらくお腹を壊しがち。
猫によっては、全然お腹を壊さないですぐに離乳する子もいますが、すぐにお腹を壊してしまう子もいます。
病院で整腸剤などもらい、様子をみながら離乳を進めますが、どうしてもピーピーが治らない時はもう一度ミルクに戻し仕切り直し。
お腹の調子を整えてから離乳をやり直します。
離乳食を食べたら、ミルクをお皿に入れてあげます。
様子を見て大丈夫そうなら離乳食と、ミルクの量を増やしていきましょう
全然食べずイヤイヤ!する子は少し口に入れてあげると美味しい事に気付き食べ出す事があります。
シリンジであげるとパクパク食べる子もいます。シリンジから徐々にお皿に誘導しましょう。
どうしてもペッペ!して吐き出して食べない場合はまだ離乳が早かったんだな〜と数日ミルクに戻すと良いです☆
離乳食に切り替えたら一日3回のお食事タイムで大丈夫
朝、夕方、寝る前って感じで◯です。
お腹を壊している時は朝、晩2回にしてみるとお腹を休める時間が長く取れて治りやすいです。
離乳食になるとをよくするようになります
増やしていってもお腹を壊さない日が続けば、ふやかしたロイヤルカナン成長前期の子猫用(←オススメ!)を少しずつ足していき、徐々にカリカリを足していき、徐々にカリカリのみにしていきます
順調に離乳が進めばミルクをやめて、水をスポイト、シリンジ、お皿であげるようにします。
カリカリが食べられるようになったら朝晩のご飯タイムにして離乳完了です
ウンチが緩くなったら餌のあげすぎかも!?
少し減らしましょう←これコツ!!
初めてお皿を使う子は、まだお皿をお皿だと認識していないので、お皿に足や顔を入れたり、離乳食をミルクのようにチューチュー吸ったり、上手に食べられないのが普通です☆
お皿を2、3㎝の台の上に置いてみたり、お皿を小さくしてみたり、スプーンで口の前に運んだり、一粒ずつ口にいれたり、最初から潰さないのが好きだったり、猫さんに合わせます
食べるのが下手な子にはスプーンで口の前に持っていくのがオススメ
食べたらそのスプーンを徐々に下げていきお皿の上に誘導します。
子猫は離乳食を鼻や口でお皿に押し付け、自ら食べにくくしていきがち
離乳食や、ふやかしフードをピラミッドのように山に盛ると口に入りやすいです☆
離乳が完了して、カリカリフードが食べられるようになるのはだいたい生後1ヶ月半~2ヶ月です☆
2ヶ月になったらワクチンをうちましょ~
3ヶ月でもう一度ワクチンうちます
(獣医さんによっては3回ワクチンを打つことがあります)
1ヶ月になったら検便、虫下しをしましょ~
お腹の虫は一度ではいなくなりません!獣医さんと相談しながら何度か薬を飲ませましょう!
生後5ヶ月ほどで避妊、去勢手術をしましょう〜
手術をしないままだと、メスはお年頃になったら発情して大声で鳴き、オスは縄張り主張の為の臭ーいスプレーを部屋中にかける、という事になってしまいます
ワクチン接種の時に獣医さんに手術の時期を相談しておくと良いですよ☆
子猫はちょっとした事で体調を崩すので注意しましょう
なにより一番大事なのは愛です
子猫育て頑張ってください
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