私は当時、頭も心も体調もおかしくなる程に彼さんを愛していた。

最後に彼さんと会った日に、月ちゃんの気持ちが落ち着く頃に会おうと約束していた日があった。

それが先日だった。

もう一度、彼さんに名前を呼んでほしかった。

そして彼さんの笑顔が見たかったのと、もう彼さんが居なくても元気に前を向いて歩き出した私を見てほしかった。

私はこの約束の為に動き出した。