心の色彩02 | 恋愛小説-Meru's story-

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まぁ、見てやってもいいよ!?←ってゆう

優しい人も是非みてねーノノ


悲しくて、辛くて。


でも、いつまでも泣いてなんて居られなくて。


無理な笑顔を振りまいた。


人と関わることに疲れて、感情を心に閉ざして。


それなのに、人を求めてしまうもどかしさと儚さ。


私の感情を色彩をして、混ぜ合わせてみた。


真っ白いパレットに、順番に。


真新しい筆に水をつけて、並べられた絵の具を少しずつ均等に採って混ぜてみた。


「あ…」


そしたら、綺麗だった色達は黒く濁り果てちゃった。


それどころか。


その濁った水は、辺りに飛び散り、汚した。


まるで私みたい。


馬鹿みたいに冷静なふりをして、人に害ばっかりを振りまく、私のようで。


「可哀想な私…」


哀れみの言葉を並べて、自分を励ましてみた。


―――ハァ。


自分が余計みじめに感じる。


ぐちゃぐちゃになった黒の絵の具を指で掬って、過去の写真を塗りつぶした。

私は、生まれ変わりたい。

そう望む。

だからなのかな。

彼との出会いの奇跡は。

邪魔に思われる黒だって、明るい色を入れたら立ち直るかもしれない。

そう、私にとっての希望で――輝きの色。

黒で塗りつぶされたはずの私の未来、綺麗にしてくれたのは…結斗だったね。