本日ご紹介しますのは、マルチーズのみるくちゃん 12歳の去勢済みの男の子です!
皮膚腫瘤(皮膚の出来物)切除手術でのご来院です^_^
皮膚の出来物(腫瘤)は飼い主さんが見つけやすく、いわゆるイボのようなものです。
一見ただのイボですが実は腫瘍だった、というケースもある為、当院では積極的に検査を行っております。
腫瘍といっても【良性/悪性】があり見た目だけでは判断が出来ません。
そこで、院内で行える《細胞診検査》を行います^_^
細胞診の検査は、腫瘍が疑われる箇所に細い針で患部の細胞を採取し顕微鏡で細胞の形態を検査します。100%の診断は難しいものの、腫瘍の悪性や良性、さらに腫瘍細胞のおおまかな分類がわかります。
麻酔などが不要なので、動物への負担は比較的軽い検査になり、腫瘍が疑われるときは最初に行われることの多い検査です。
今回、みるくちゃんの場合は以前からあった目の上の出来物を経過観察してましたが、みるくちゃん自身が気にして引っかいてしまい出血。これを繰り返してしまうため切除手術に踏切りました。
切除した検体は外部の病理検査に出し、より明確な診断をします。
12歳と高齢での手術となり、また眼のすぐ真上のデキモノであったため美容形成にも苦労してましたが術後麻酔の覚めもよく、疼痛管理をしっかりと行っておりますので痛がる様子もありませんでした✨
そちらの様子がコチラ↓↓↓
日帰りの手術でしたので、午後には元気に飼い主さんの元へ帰って行きました