最近、「外国人男性と結婚したい」という女性の話を耳にすることが増えました。
そしてその「外国人」が欧米の白人男性であることを前提として話される場合が多いように感じます。
友人や知人の経験を通じて、国際結婚に憧れて結婚を決意したものの、残念ながらうまくいかなかった例をかなり見てきました。
今回は、人生の半分以上ヨーロッパで暮らしている私が間近で見聞きした事、友人たちから聞いた話をもとに、国際結婚を考える女性にぜひ知っておいてほしいことをお伝えします。 私は決して国際結婚は良くないと言っているわけではありません。 ただ結婚後、理不尽な生活を強いられたり、離婚後に悲惨な目にあっている日本人女性が多すぎるので、そうならないためにも知っていおいて欲しいことを書きたいと思います。
あなたに語学力はありますか?
お相手は日本語がペラペラ、というのなら困ることはないでしょうが、お相手の母国語がある程度できないと、その方の御家族、友人などとコミュニケーションをとることが出来ません。 また、日本人同士でも言い方に困ったりすることはありますよね?
ネイティブでない限り、言い間違いなどが起こりますし、本当に思っていることが伝わらないときがあります。
小さな誤解から、関係が壊れるということは十分あり得ます。 特に具合が悪いとき、風邪を引き高熱が出たときなど日本語を理解してもらえないのは辛いものがあります。 また、認知症になったら母国語以外は忘れます。
ワーキングホリデーや短期留学で出会った男性とお付き合いする女性は多いですが、相手としっかり向き合えるぐらいの語学力のない人は国際結婚するべきではないと個人的に思っています。(その後悲惨な結末を迎える人が多い)
周囲の反対を押し切った友人の話
私の知人Aさん(当時33歳)は外資系企業で働いていて、収入も高く、見た目も素敵な女性でした。
そんな彼女が彼女の会社に英語教師として派遣されていた同い年のDさんと出会い、交際を始めました。
Dさんはかつてモデルとして活動しており、金髪で青い目の「典型的な欧米人男性」といった雰囲気の人でした。
ただ、30歳を過ぎモデルの仕事はほとんどなくなり、現在は英語教師として働いているという状況。
さらに、別の派遣されていた同僚教師によると、彼はかなり遊び人として知られていました。
友人たちや私も含めて、みんな彼との結婚には反対しました。 彼が彼女を選んだ理由はその収入の高さにあったのだと思います。
ある時彼女にどうして、彼とそんなに結婚したいのか理由を尋ねたら、彼女は「彼の顔が本当に好き」「ハーフの子供が欲しい」と答えたのです。
その時、私は正直驚きました。「そんな理由で結婚して大丈夫なの?」と思わず口にしてしまいましたが、彼女は考えを変えることはありませんでした。 周囲が反対すればするほど、燃え上がり ”絶対に彼と結婚しよう!”と思ったのかもしれません。(反対されると燃えるのは女性に多い行動の一つ)
彼が彼女を選んだ理由は、「彼女のお金目当て」に違いないと誰もが噂していました。
最終的に、周囲の反対を押し切って彼女は彼と結婚しましたが、結局はうまくいかず、数年後に離婚しました。
子供にも恵まれず、彼はアメリカに帰国したそうです。
結婚生活の詳細を聞く機会はありませんでしたが、友人の話によると、それが幸せな結婚ではなかったことは容易に察することができました。
長年付き合ったのに結婚できなかった友人
別の友人Bさんは、海外で現地の男性と10年近く付き合っていました。 彼はとても優しく、二人は周囲からも理想のカップルと言われていました。 しかし、いつまで経っても彼からのプロポーズはありません。 彼女は「このまま結婚できるのかな」と不安を抱えながらも、何も言い出せずにいました。
結局、彼が別の女性を好きになってしまい、二人は破局。 彼女は「自分からプロポーズしていればよかったのかな」と悔しそうに話していました。 (因みに彼はそのお相手とも結婚はしていない。 いわゆる同棲状態)
海外では男性からプロポーズされるのを待っていたらいつまでも結婚できないのでは? と思います。 思い切って自分の方から「結婚して!」と言ってもいいのでは?と思います。 たとえ断られたとしても、だらだらとプロポーズを待って交際を続けるより、いいのではないでしょうか?
実際にドイツ人男性に「ドイツの多くのカップルが結婚しない理由はなんだと思う?」 と聞いたことがあるのですが、彼の答えは「結婚の必要性を感じないから」でした。
ヨーロッパでは、結婚をしなくても一緒に生活をするパートナーシップが一般的で、経済的な負担も平等に分け合います。
元々離婚率も高いし、結婚する際の書類を集めも時間や費用が掛かる、離婚する際には裁判離婚となるので、高額な弁護士費用も掛かるのでわざわざ”結婚”を選ばない人も一定数いるのではないかと思います。
一方、日本人女性は結婚後は相手に頼りたい、完全に扶養して欲しいとまでは言わなくても、相手には自分より費用負担してもらうことを望んでいる人も多いと思いますが、その考え方はなかなか通用しません。 (お相手の国民性と資産にもよりますが)
「日本人と外国人では、結婚に対する考え方が大きく違う場合がある」ということを知っておかなければいけません。
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マッチングアプリで出会ったけれど…
以前は外国人男性と出会う場所といえば六本木のクラブなどが主流でしたが、最近ではマッチングアプリが一般的です。
外国人と出会うのは簡単になったものの、アプリは恋活や一時的な交際を目的とする人が多く、真剣な結婚相手を探す場ではないことがほとんどです。
私の知人Cさんは、マッチングアプリで出会ったフランス人男性と交際を始めました。 出会った当初は彼女も幸せそうでした。でも、付き合いが長くなるにつれて、彼が結婚に対して全く関心がないことに気づきました。
彼は「今が楽しければそれでいい」というスタンスで、将来について具体的に話し合うことを避けていました。 Cさんが真剣な話をしようとすると、「そんなに結婚にこだわる理由がわからない」と言われ、話が平行線をたどるばかり。
結局、彼女は「将来が見えない人と一緒にいても仕方ない」と別れを決意しました。
さらに、日本人女性は「簡単に落とせる」と思われいます。 軽い気持ちで接してくる男性も多いので、相手が真剣に将来を考えているのかをしっかり見極める必要があります。
私自身、これまでいろいろな国際結婚の話を聞いてきましたが、幸せなカップルもいれば、そうでないカップルもいます。
結婚はゴールではなくスタートです。 異文化の相手と結婚する場合は、特に努力や相手への理解が必要です。
帰国したい、と思う時がくるかも・・
国際結婚してお相手の国に住むことになった場合年齢を重ねると、和食が恋しくなってきます。 風邪を引いたら卵の入ったおかゆが食べたいと思います。 将来欧米の老人ホームでパンとチーズを食べる生活なんて嫌だ!と思っています。
そして50歳も過ぎると中学生の同級生XXXさん、元同僚のXXさんが亡くなった、といった話題を耳にするようになるでしょう。
また日本にいる両親の介護問題、自分の健康問題、現在住んでいる場所の治安の悪化、現地の医療制度に対する不満、将来に対する不安などから、帰国を考える人も多い。
アジアの国に住む友人は、高齢になったご両親が心配で今年から年2回一時帰国をすることにしたそうです。 アジアなら割安な航空券が沢山あるのかもしれませんが、欧米の場合はそれなりの費用が掛かってくるので、金銭的な負担が大きい。
お相手が日本人ならば二人で日本に完全帰国することもできますが、お相手が日本人でない場合は、お相手が「日本は嫌だ」といったら? 日本に別居婚している友人がいますが、欧米人で”別居婚”という概念はほぼ理解されない無いと考えた方がいいでしょう。
実際にお相手が日本語を話せない場合は、文化も違う日本での暮らしは厳しいものとなるでしょう。 実際に親の介護を理由に半年以上お子さんとパートナーを現地に残し、一時帰国している知人がいますが、実際は日本の暮らしの方がよく、ただ帰国を伸ばしているだけ、と事情通の友人が教えてくれました。
親の老後に対する考え方が異なります
欧米人の場合、年取った親は老人施設に行くのが当たり前で、”子供が面倒を見る”とは考えたことが無い人も多いので、親の介護のために帰国するというのは理解してもらえない場合もあります。 日本人同士のカップルでも揉める事の多い親の介護問題、相手が日本人でない場合、もっと厄介になります。
実際に私の母は亡くなるまでの10年間介護施設で暮らしていました。 母は寡婦で父の遺族者年金を受給していましたが、施設の費用が年々高額になり、年金だけでは払いきれない金額になりました。 その後兄弟で話し合い、不足分は均等に出し合う事になりましたが、お相手が欧米人の場合、あなたの親にかかる費用はあなただけが払うのが当然。 と言う人が多いので注意が必要です。 因みに、殆どの国で、介護、親の生活を守るための送金は税金控除の対象になります。(親の資産状況、病気の場合は診断書などの提出が必要になります。)
自分の収入、財産はありますか?
日本人女性の中には、高所得者の伴侶を見つけて、専業主婦をしたいと思う方もいるでしょう。 ですが、欧米では女性も働くのが普通です。 国民性にもよるのかもしれませんが、ドイツでは共稼ぎで生活費を半分ずつ出す家庭が多い。
国際結婚して海外に住んだ場合、それなりの語学力や手に職が無い限り、自国民のように稼ぐのは難しい。
もし将来一方的に離婚を切り出されたら? 当面の生活を支える手段、預金はありますか? 子供がいた場合は子供の養育にかかる費用は貰えるかもしれませんが、元妻に支給されるお金などありません。 (しいて言えば国からの生活保護)
ドイツの友人ですが、お母さまが施設に入り施設の費用は月に€4,000でした。(€1=170円で計算すると68万!)
彼女のお母さまも寡婦だったため、足りない分はお母様が亡くなるまでの2年間、一人っ子の彼女が全て支払ったそうです。 彼女のご主人からの援助は1セントもありませんでした。
彼女はご主人よりも稼ぐので、支払いに関しては何の問題もなかったようですが、彼女が、「〇〇(彼女のご主人)はもし自分の親が施設に行ったら差額を払えるのかしら? きっと大変に違いないわ~」とサラッと言っていました。 彼女の中には彼女が少しでも払う、という考えは全く無いようでした。
国際結婚を考える前に、自分の気持ちを再確認して!
国際結婚に憧れる気持ちそのものは悪いことではないけれど、まずは「なぜ外国人と結婚したいのか」を深く考えてみることが大切だということです。 たとえば、「海外に住みたい」「ハーフの子供が欲しい」といった理由であれば、それは表面的な憧れに過ぎないかもしれません。
また、現実的な問題として、国際結婚は文化や価値観の違いだけでなく、離婚時に女性側が不利になることもあります。 特に経済的に自立していない場合、離婚後の生活が厳しくなるケースも少なくありません。
ドイツ人カップルで以前同じアパートに住んでいた女性は、60歳になったときにご主人が15歳年下の秘書と恋に落ちたそうで、離婚となりました。
彼女はそれまでに住んでいた家(ご主人名義)に2年間住む権利を得たそうで、我が家よりかなり広いアパートに一人暮らしをされていました。が、2年後中心地からはかなり離れたアパートにお引っ越しされました。
結婚はゴールではなくスタート
私自身、これまでいろいろな国際結婚の話を聞いてきましたが、幸せなカップルもいれば、そうでないカップルもいます。
結婚はゴールではなくスタートです。 ”日本”という国に守られない生活を選ぶ以上、異文化の相手と結婚する場合は、特に努力や相手への理解が必要です。
もし今、「外国人と結婚したい」と思っているなら、もう一度自分の気持ちを見つめ直し、相手の本音や価値観を理解しながら慎重に進めてほしいと思います。それが、将来の幸せな結婚生活につながるはずです。
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