新たな法律ドイツでの大麻合法化

 

ドイツでは、本年4月1日から、18歳以上の大麻の所持・消費が条件付きで大麻(マリファナ、カナビス、ジョイントとも呼ばれます)の所持、消費が条件付きで合法化されました。 この法律改正により、一部で賛否両論が巻き起こっています。

合法化がマリファナの闇市場を減少させる効果も期待されていますが、健康への懸念も根強く残っています。
 

復活祭の月曜日の夜、約1500人以上の人々がベルリンのブランデンブルグ門前に集まり、合法化を祝いました。テレビのニュースでは、大麻の煙が立ち込める中、人々が喜びに満ちた表情で大麻を楽しむ光景が映し出されました。


テレビのニュースで見ただけですが、まるで霧のように大麻の煙が広がる中、人々は恍惚した顔で大麻を吸う映像が何とも不気味な感じでした。 大麻の匂いは強烈なので、現場は物凄い匂いだったんだろうな、と思います。

 

規制内容と注意点

 

新法では18歳以上の人は、25グラムまでの乾燥大麻を罰則なしで持ち歩くことが許可されます。
また自宅で最大50グラムを保管し、自分で消費するために最大3本の大麻植物を栽培することが許可されました。
4月から大麻は公共の場で自由に摂取できるようになりましたが、学校などの児童・青少年施設から100メートル以内では喫煙が禁止されています。


未成年者の近くでの喫煙も禁止されています。公共の建物やレストランでは、その場所でのルールを守る必要があります。


因みにこれまでも8グラムまでの自分で使う分の所持は認められていた気がします。(違っていたらすいません)
どちらにしろ、街では以前から大麻を吸っている人はそれなりにいました。(匂いが凄いのですぐにわかります。)



大麻の使用に伴う注意点
 

ドイツ以外でも、以前からオランダの「コーヒーショップ」と呼ばれると呼ばれる大麻販売店の中での吸引は認められています。 ですが大麻の有害性が否定されたわけでもなく、乱用した場合には幻覚作用や記憶への影響、学習能力の低下等の健康被害が生じることも指摘されています。


実際に以前お隣に住んでいた家族のお兄ちゃん(高校生)がご両親と妹が外出しているときに友人を呼びパーティーを開きマリファナを吸い、ハイになり、お母さんが大切に育てたバルコニーの花をちぎっては投げと大騒ぎし、挙句の果てに警察が来ました。

以前帰国を前にしたアメリカ人の同僚が、アメリカで職探しをするときに尿検査があるかもしれないので、マリファナも含め一切薬物はやらないと言っていました。 発言自体「薬物は違法でしょう?」と突っ込みたくなるのですが・・

当然犯罪行為ですが、ヨーロッパではびっくりするぐらい簡単に色々な違法薬物が手に入ります。 ロンドン時代にドラッグにはまってしまった駐在員の奥様の話を聞いたことがあります。
 

 

合法なその他の製品
 

大麻以外にも、CBDオイル(大麻草に含まれる100種類以上の生理活性物質カンナビノイドの中の一つであるカンナビジオールを中心に抽出したオイル)などの大麻由来の製品が市場に出回っており簡単に入手できます。

CBDオイルは、抗痙攣作用、抗炎症作用、細胞障害の抑制と改善作用、抗不安作用、降圧作用、特定の癌における細胞死を誘導する作用などが知られており、一部の人々にとっては選択肢の一つとなっています。

カンナビノイドには他にTHCと呼ばれる精神作用をもつものがあり、日本の大麻取締法で使用が禁止されています。、
CBDとTHCは全く別物でいわゆる医療用大麻はCBDの他にTHCが含まれているため日本の法律では使用することができません。
 

 

大麻を吸うとどうなる?

 

大麻の使用により、一般的には気分が高揚し、陽気になり、話しやすくなると言われています。しかし、その反面、視覚、聴覚、味覚、触覚などの感覚が過敏になり、思考が混乱し、感情が不安定になることもあります。興奮状態に陥り、暴力的な行動や幻覚、妄想などが現れることもあると報告されています。

身体的な特徴としては、吐き気、めまい、筋力の低下、平衡感覚の障害などが挙げられます。また、大麻の常用が生殖機能に影響を及ぼし、不妊や流産、胎児の死亡、染色体異常などのリスクも報告されています。

 


上のような感想させた塊に火をつけて吸います

 

 

日本では大麻取締法違反


日本では、大麻取締法により大麻の所持が禁止されており、違反した場合は厳しい処罰が課されます。また、日本国外でも大麻の所持や栽培、譲り渡しに関する規制があり、違反した場合は罰せられる可能性があります。

特に大麻は匂いが凄いので、遊びに来た時に興味本位で試、日本に帰国した時に匂いが残っていて麻薬犬に吠えられる。 などの事態も起こるかもしれません。

合法なので止めることはできませんが、試したい!と思っている旅行者の方は、犯罪に巻き込まれる危険性もありますので、各自が法律を遵守し、賢明な選択をするようにしてください。

 

軽い気持ちで試しうっかりポケットに入れたままにしてしまい、日本に着いたら空港で逮捕・・となりませんように。


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