こんばんは。台風の影響で毎日不安定なお天気ですね💦
被害がひどくなりませんように、、。
さて、ここ最近1ヶ月くらいの間に読んだ本を備忘録も兼ねて書いておきます。
①「月夜の散歩」
角田光代さんがオレンジページに連載されていた、エッセイの第3弾。
1冊目と2冊目も図書館で借りたのですが、写真は撮り忘れました^^;
飼い猫のトトちゃんのことや、食にまつわるお話、日々の生活の事など。
角田さんはマラソンもされていて、フルマラソンにも出場されたことがある
そうです✨
②「土佐堀川 広岡浅子の生涯」
数年前にも朝ドラのあさが来た、のヒロインとして取り上げられた広岡浅子さんの
お話です。
京都の出水三井家に生まれ、17歳で大阪の豪商加島屋の若主人と結婚。
明治維新により両替商という仕事がなくなり、銀行設立へと大きな変化を遂げる、
激動の時代。
時代の流れを読みつつ加島屋の経営に大きく関わり、銀行や大同生命の創設など
新しい事業を立ち上げ、日本女子大の設立にも奔走。
女性実業家として大きな功績を残されました。
結核や乳癌にも負けず、どんな逆境にもめげずに何度でも立ち上がる姿勢は
すごいと思いました。
文章も読みやすくて大変面白かったです。
③「椿ノ恋文」
以前にもご紹介した小川糸さんの、ツバキ文具店のシリーズ3作目。
主人公のポッポちゃんこと、鳩子ちゃんのその後のお話。
ポッポちゃんは1作目に出てきた、カフェ経営の男性と結婚。
結婚前から可愛がっていたQPちゃんの反抗期、新しく増えた家族、
ひょんなことから知った先代(ポッポちゃんの祖母)の秘密、
代書のお仕事の再開など盛りだくさんでした。
バーバラ婦人の言葉
人生は遊園地みたいなものかもしれない、いつか出て行かなければいけないもの。
でも生きている限りは楽しまなければ、、。
ポッポちゃんの言葉
人生の幸せって泥の中にこそあるものなのかもしれない、、。
(細かい表現が間違っていたら失礼🙏)
という言葉が特に印象に残りました。
④「私の実家が売れません!」
『上流階級富久丸百貨店外商部』の作者、高殿円さんのリアルな体験談。
いつも面白い本があったら教えてくれる親戚が面白かったよ、と本を貸してくださった
ので読んでみました。
元々は著者の祖父の家だったものを、誰も片付ける人がおらず、売るか貸すにしても
大量に残された衣類やプラケース、食器に家具などを片付けないことには始まらない。
作者の両親や叔父さんもなかなか動いてくれないため、作者が立ち上がり、まず不動
産屋さんに相談。
家を売却するという商談がまとまる寸前、再建築不可物件であることが判明し、
契約は白紙に😱
こうなったら自分がなんとかするしかない!
ゴミの片付けに物の処分も基本業者を通さずに行い、どうやったら家が売れるか奮闘
されます。
最終的に良い形で売却できるのですが、テンポよくお話が進み、一気に読み終え
ました。
実家に将来的に同居するか否かは人それぞれですし、持ち家かマンションかなどに
よっても事情は異なると思いますが、本当に人ごとじゃないな、、と思いました💦
将来自分の子供に迷惑をかけないように、物を増やしすぎないように普段からもっと
気をつけます😥
⑤「きみの鐘が鳴る」
著者は尾崎英子さん。あとがきに書かれていましたが、ご自身も中学受験経験者で、
30年くらい経ってご子息の中受も経験なさったそうです。
尾崎さんは、特に中学受験を推奨するものでも否定するものでもなく、青春ものと
して読んで頂けたら、と語られていますが、親子のやり取りや入試本番の描写は
結構リアルでした(・_・;
ストーリーは小5の終わり、主人公のつむぎちゃんが小学校と塾、習い事で一緒だった
クラスメートに妬みから嫌がらせをされるようになり、大手の進学塾からアットホームな
塾へ転塾するところから始まります。
そこで良き仲間達に出会い、切磋琢磨しながら受験勉強を継続。
つむぎちゃん以外の仲間も、学校で学級崩壊のさなかにいたり、保健室登校だったり、
2月の勝者に出てくる島津君のパパのような教育熱心すぎる父親に管理されている子など、
それぞれ事情を抱えて生きています。
子供の受験勉強の最中はいつまでもゴールが見えないような気がしていましたが、当然
ながらいつか必ず終わりはきますし、終わってからその後の人生のほうがはるかに長い
のですよね、、。子供の人生は子供のもの。
つい色々と口出ししたくなりますが、改めて忘れないようにしたいと思いました🌟
長くなってしまいましたが、読んで頂き、ありがとうございました(^^)