こんにちは。今日は梅雨の晴れ間になりました☀️
さて、先々週は山科方面に所用があり、ついでに小野小町ゆかりのお寺に初めて
立ち寄ってみました。
随心院(ずいしんいん)という真言宗のお寺です。
空海の8代目の弟子、仁海(にんがい)僧正が991年に創建。
1229年には後堀河天皇より門跡の宣旨を受け、藤原摂関家が代々住職を務めたと
言われています。
ちなみに仁海僧正は、雨を降らせるご祈祷がお上手だったとか☔️
百人一首にも選ばれた
花の色は うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに
の歌で有名な、小野小町が晩年を過ごしたお寺だそうです。
総門は今月から改修工事中でした。5年後(2029年)の、門跡宣旨を受けて800年
という節目の年に向けて、老朽化が進む建物も少しずつ修復されるようです。
こちらの門は薬医門
よそから建物を移築したという庫裡
拝観入口はこちら
小野小町歌碑
謡曲にも使われているエピソード。
小野小町に片想いしていた深草少将が、小町の元に100日通ったと伝えられて
います。
九十九日目にとうとう倒れてしまった少将。ちょっとお気の毒ですね😥
小野小町像
御居間
お茶の道具にも菊の御紋がほどこされています。
表書院の「能の間」にある、『極彩色梅匂小町絵図』
こちらの襖絵は新しいものですが、きらびやかでインパクトがありました😀
アップで。白く抜けている女性が小町かと思われます。
詳しい説明はこちらに。
↓
中庭の苔も美しいです。
写真撮影は不可ですが、表書院や奥書院では狩野派の襖絵も見られました。
奥書院は、宮中からの勅使をお迎えするときなどに使われたそう。
次に本堂へ。
ご本尊(如意輪観世音菩薩坐像)やその他の仏像は撮影禁止ですので写真は
ありませんが、こちらの廊下の右手に貴重な仏像がいくつか鎮座されています。
ご本尊は私が行った日は非公開でしたが、時々限定公開されるようです。
扉の絵も年代物ですね。
小町堂。こちらで永代供養をされています。お庭には降りられなかったので、
写真だけ。
この部屋は、文張地蔵さんにラブレターの供養をお願いできるところみたいです。
お地蔵さんは確か撮影NGだったので、写真は撮っていません。
興味深いのが、自分が書いたラブレターではなく、昔誰かにもらったラブレターを
供養してもらえるそうです。
先ほどの深草少将が100日小町のもとに通ったと言われる、百夜通い。
榧(かや)の実を一つずつ糸に通して数を数えたとか。99個目のかやの実を
手に倒れたそう😥切ないですね💦
榧の実って初めて見ました。
↓
おみくじ
先ほどの小町堂が奥に見えます。
随心院の境内図
御朱印も頂きました。
墨が滲まないように挟んでくださった紙にも女性の横顔が(きっと小町ですよね)。
年齢を重ねても、まだまだ行ったことがない興味深いお寺って、いくつも
あるな〜と思いました。
梅園も美しいそうなので、梅の季節にまた再訪してみたいですね🌸
長くなりましたが今日も読んで頂き、ありがとうございました。