こんばんは。

先週後半は梅雨前線と台風が重なり、ひどい大雨でしたが、皆さま大丈夫でしたか?

被災された方々にはお見舞いを申し上げます。

 

 

さて、先日はずっと楽しみにしていた「マチルダ」を観劇してきました。

 

 

 

 

2010年にRBS(Royal  Shakespeare Company)によって、ストラットフォード・

アポン・エイボン(シェイクスピア生誕の地と言われている)の劇場で、初めてミュー

ジカルとして舞台化されたMatilda(マチルダ)。

ロンドンのウエストエンドに場所を移し、今も上演されているそうです。

今回、東京と大阪で日本初演となりました。チケット取れないかも?と思っていましたが、

珍しくあっさり一次抽選でチケットが取れました(^^)

 

原作は、「チャーリーとチョコレート工場の秘密」でも有名な児童文学作家、

ロアルド・ダールさんが70歳ごろに書かれたという「マチルダは小さな大天才」。

 

チョコレート工場の秘密のほうは、本でも映画でも見て好きなお話ですが、マチルダの

方は知らず、舞台を見てから原作を読もうと思っていたので、ほとんど予習せずに

観に行きました。

 

 

 

主人公のマチルダは、本が大好きな5歳の女の子。まだ小学校に入る前から独学で文字を

覚え、ディケンズのオリバーツイストやシャーロット・ブロンテのジェーンエア、ドスト

エフスキーの罪と罰、バーネットの秘密の花園、ピーターラビットのお話などを次々と

読破。

普通だったらうちの子、天才かも?と親は浮き足立つかもしれないところですが、マチ

ルダの両親は絵に描いたようなひどい親でした。

父親のミスター・ワームウッドは、中古車を新車と偽って売るような商売をしている人。

男の子が欲しかったのに生まれたのが女の子だったので、マチルダを坊主!と呼び、

本よりもテレビが大好きな人間^^;

 

母親のミセス・ワームウッドは自分が着飾ることと、社交ダンスに夢中。娘には全く

関心がなく、マチルダがお話を読んで聞かせてあげる♪と申し出ても拒否。

女の子に読書なんか必要ないし、派手なおバカさんでいれば、誰にも嫌われないし

(自分のことだろうなと推測)、大事なのはルックスよ!と平気で公言するような

人物。

 

家庭は居心地のよいものではありませんでしたが、マチルダは怯むことなく、時には

イタズラで両親に仕返しをします。

 

そうこうするうちに、小学校に入学。

元ハンマー投げの選手で、とても厳しい校長ミス・トランチブルが支配する小学校。

担任のミス・ハニーはとても優しく、マチルダが飛び級ができるくらい賢い子である

ことを見抜きますが、進言したハニー先生は校長先生に怒られてしまいます。

 

マチルダはこれからどうなるのでしょうか?というお話でした。

 

どの登場人物を演じられるキャストの皆さんも、キャラクターが際立っていて

冒頭から物語に引き込まれ、一幕があっという間に終わりました。

主役のマチルダは子役さんがクアトロキャストで日替わりで演じられているのですが、

台詞も歌のシーンも膨大な量だと思いました。

子役とは思えないほど落ち着いた演技に惹き込まれ、素敵な歌声に魅了されます。

 

演者の皆さんの圧倒的なパワーというか、熱量に最後まで目が離せない舞台でした😀

 

最後はスタンディングオベーションで、いつまでも鳴り止まない拍手に劇場内が

温かい空気に包まれました。

 

コロナ禍でずっと観劇を控えていた友人を誘ったのですが、彼女もとても喜んで

くれました♪

 

再演されたら、またぜひ観に行きたいと思います。

素敵な舞台をありがとうございました✨