おはようございます。もうすぐ10月も終わりですね。

 

さて、最近初めて訪れた場所でとても印象に残ったところがあります。

前から時々建物のそばを通りかかることはあり、存在は知りつつも、子供が

小さいうちはなかなかいく機会がなかったのですが、主人が予約をしてくれ

たので(ネットで事前予約が必要です。)一緒に行ってきました。

 

それはこちら、京都迎賓館です。(小学生以下のお子さんは入場不可とのこと。)

 

 

平成17年(2005年)4月に国の迎賓施設として開館。東京にある迎賓館赤坂離宮と

ともに賓客のおもてなしの場として使われています。

 

まず荷物は幅25cm以内のバッグであれば持ち込み可能ですが、それ以上の大きさの

ものであれば待合所のロッカーに預けます。

そして飛行機の搭乗前のような手荷物検査がありました。

その後、スリッパに履き替え、1時間半程度、15人ぐらいの1グループに対し

一人の専任スタッフの方が付き、館内を案内していただけます。

コロナ前は自由参観もできたようなのですが、今は少人数のガイドツアーのみと

なっています。

写真撮影はその都度、可能な場所を教えていただけました。

 

建物は千利休が茶の湯を通して広めたと言われる、数寄屋造りの和風建築。

周りを築地塀(ついじべい)に囲まれています。中央に見えるのは迎賓館の正門。

塀に近付きすぎると京都御所と同様、警報が鳴るそうですので、ご注意を。

賓客の方は車で正門を通られ、玄関でお出迎えされるそうです。

 

玄関の扉は樹齢700年といわれる、福井県産の欅(けやき)の一枚板を使用されて

いるとのこと。

 

中に入ると、、

 

まず美しい池が目を惹きました。

 

稲が植えられていて、天正時代の石が設置されています。

錦鯉もたくさん泳いでいました。

敷地中央の池を囲むようにして、いくつかの部屋に分かれています。

 

①夕映(ゆうばえ)の間

こちらは会議やお茶のおもてなし、待合室などとして使用されるそう。

 

壁一面に飾られる綴織り(つづれおり)。

東側には比叡月映(ひえいげつえい)…京都の東に位置する比叡山を月が照らす

様子。

 

西側には愛宕夕映(あたごゆうしょう)…京都の西に位置する愛宕山に夕日が沈む

様子。

 

これらの壁は可動式なので、部屋を区切って使用することも可能だそうです。

 

美しい螺鈿(らでん)細工

 

②藤の間

迎賓館で最も広いお部屋。こちらで晩餐会が行われたりするそうです。

 

 

晩餐会はこのように華やかな雰囲気なのでしょうね。約60〜120名の会食が可能

だそうです。

 

壁面装飾はこちらも綴織り。藤の花がたくさん描かれた美しい織物でした✨

藤の花言葉は歓迎の意があるそうで、迎賓館にはぴったりですね☺️

 

こちらの舞台では能やお琴、雅楽の演奏などが行われるそう。

この舞台扉の装飾は截金(きりかね)という伝統技術で、人間国宝の方の作品

だそうです。

 

天井の照明も笠が3重になっている見事な作りになっていて、目の保養でした。

可動式らしいです。

 

こちらは几帳(きちょう)。昔のついたてですね。こちらにも藤の花が♪

 

お部屋の前の廊下には行灯(あんどん)が置かれています。

 

③桐の間

ここは和食で晩餐会を行うところ。広さは56畳、最大24人の会食ができるそうです。

漆塗りの美しい机は、最後の仕上げに手作業でピカピカに磨き上げられるとか。

桃の節句には、床の間に雛人形も飾られるそう。

 

明治時代から日本国政府の紋章として使われている、五七の桐が壁や座椅子の背中

など随所に散りばめられています。ちなみに座椅子に描かれた蒔絵の五七の桐は、

全ての椅子で少しずつ色の組み合わせが変えてあり、同じものは一つとしてないと

お聞きしてびっくりしました✨

 

写真では分かりにくいですが、正座が苦手と思われる外国のゲストのために、

実は掘り炬燵となっていました。細かいところまでおもてなしの心が尽くされて

いるのですね☺️

 

天井に使われているのは吉野杉。こちらも木目が美しかったです。

 

④廊橋(ろうきょう)

これは東西の建物をつなぐ橋で、吉野杉が使われていると確か仰っていたと思い

ます。間違っていたらすみません💦

 

 

橋の片隅には蝶やコオロギが彫られていたりと、細部まで遊び心も💕

 

⑤和舟(わせん)

海外から来られる賓客に舟遊びを楽しんでいただくそうです。何年か前には

ブータンの国王夫妻もこちらの舟に乗られたとか。

 

 

⑥聚楽(じゅらく)の間

玄関を入ってすぐ右手にあるお部屋。

聚楽の名は16世紀の豊臣秀吉の時代に建てられた、聚楽第からきているそうです。

こちらはロビーの位置付けだそうですが、晩餐会や会合の待合に使われたりする

みたいでした。

 

美しい調度品の数々。

 

 

 

長くなりましたが、以上です。

日本の伝統技術の粋を集められた素敵な空間を拝見できて、とても幸せな

気持ちになりました。

 

11月と12月は夜間公開をしている日もあるそうですので、ご興味のある方は

迎賓館のHPをチェックなさってみてくださいね。

 

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました(^^)