おはようございます。
最近図書館で借りて読んだ本で、面白かったものをご紹介させていただきますね。
5-6年前に出版された本なので、既にご存知の方も多いかもしれません。
この作者の方が書かれた「食堂かたつむり」や「つるかめ助産院」は以前に
読んだことがあります。
主人公の雨宮鳩子(愛称はポッポちゃん)は文具店と代書屋を営む祖母に厳しく
育てられ、6歳の時からありとあらゆる字を書く練習に勤しむのですが、ある時
反発して鎌倉の自宅を飛び出してしまいます。祖母の死後に戻ってきて、代書屋の
仕事を引き継ぐというお話。代書を依頼する人の事情や人生も垣間見え、依頼人や
鎌倉に住む人々との交流によって、少しずつポッポちゃんも心を開き、前向きに
生きていく様子が生き生きと描かれています。
インターネットが普及してから、メールやLINEでやり取りを済ませることが多く
なり、手紙を自筆で書くという機会はめっきり減りましたが、中学時代の友人と
長く文通をしていたこともあり、手紙を書くこと自体はわりと好きだったな、と
思い出しました。今でも素敵な便箋や封筒を見つけたら、つい買ってしまいます。
手紙には色々お作法があり、自分が知っている知識などほんの一部だったという
ことも分かり、とても興味深く、それ以外にも人生で大事なことを教えてもらった
ような、清々しい読後でした😊誰かにお手紙を書きたくなります。
NHKでドラマ化もされたそうなので、また時間のある時にオンデマンドで見て
みたいと思います。
今日もお付き合いくださり、ありがとうございました♪