クラフト王子です
手芸のこと
今日も一緒に学びましょう!
先日、
お客様からいただいた受注書です。
左すみに
「腹ぐけ糸」
と書いてあります。
「む、む、む。
またも訳がわからん、
聞いたことが無い単語だ・・・」
で、調べてみたのですが、
「腹ぐけ」では
検索できませんでした。
ヤホーでもヒットしない言葉が
あるなんて・・・。
受注書にあったサンプルから
絹の手縫い糸だと
いうことが分かって
事なきをえたわけですが・・・
「ぐけ」ってつくぐらいですから
くけたいんでしょう
ちなみに、
く(絎)ける
縫い目が表に見えないように縫うこと
と、書いてありました。
まつ(纏)り縫い
=
まつりぐけ(纏り絎)
布端の始末の一つ。
三つ折りにした布の折山の裏から針を出し、
少し進んで表布を小さくすくい
また織り山の裏から針を出して進む技法。
と書いてありました。
つまり、
纏り縫いをする糸が
欲しいってことです。
纏り縫いをするための糸なんですから、
絹である必要も無いわけで・・・
それにしても
糸には色んな呼び方が
あるもんです。
綿のミシン糸を
カタン糸と呼んだり、
絹のミシン糸を
ハブ糸と呼んでみたり、
使いこなせればかっこいいのですが、
まぁー、
ややこしいです。