ここ最近大変気にしていることがあります。
先天性疾患でなくなるダルメシアンが非常に多いことです。

特に銅関連性肝炎や先天性腎臓異形性、癲癇(重積発作で亡くなるほどのひどい癲癇)です。
知り合いの犬たちも亡くなっています。
しかも次々と。

その上、同じブリーダーから出ており、そのブリーダーたちは、全く以て繁殖を止める事はなく、従前の繁殖を同じ組み合わせで繰り返しています。
明らかに家族性であり、またはその懸念がある場合には、やはりブリーディングをストップしてほしいと思っているところです。

モルツの場合はLINE Breedによる先天性疾患(先天性喉頭麻痺)でした。もちろん1歳になる前に発症し亡くなっています。
その兄妹たちも同じ疾患で死んでいます。

ここでそのブリーダーの名前を上げる事は控えますが、ダルメシアンを飼う前に、難聴や尿路結石などとは別の視点でもう一度調べてもらいたいと強く願います。

銅関連性肝炎や、先天性腎臓異形成、そして先天性喉頭麻痺は難聴や尿路結石などとは異なり、即命に関わります。しかも獣医師も気がつくことができず、そのまま亡くなることが多くあります。

また、難聴はオッドアイに多く、モルツの場合も同様でした。
しかしながら、難聴であっても、日ごろの生活には問題ありません。

きちんと訓練し、指譜が伝わるようになれば、意思疎通が全く問題なく、それこそ家族に迎え入れる上で懸念すべき事項ではないと感じています。

それよりも血縁関係を調査(SNSでダルメシアンの飼い主さんたちは概ねつながっているので、情報交換は容易くできます)し、その系統や家族に先天性の重病に関わる病気がないかをしっかりと確認した方が良いと思います。
なお、現在のダルメシアンオーナーさんたちに、どの子がどのブリーダーで、どの先天性疾患発症したかは共有されていますので、初心者の方は、必ずダルメシアンオーナーさんたちに情報収集をすることをお勧めします。

結局、そういったブリーダーからダルメシアンを買う人がいる限り、そういったブリーダーは永遠と繁殖を続けます。
先天性疾患は、多額の医療費を必要とする他、若くして命を失うことへの飼い主さんの心の負担、そして何より、犬自身がとても辛い思いをします。

その辛さを経た家族たちは、心にずっと引きずる辛さを抱えて生きています。
何年経っても、もっと何か出来たんじゃないかという後悔の念が尽きません。

きっとそのブリーダーたちには何を言っても伝わらないでしょう。
モルツのブリーダーも同様でした。

これ以上辛い飼い主さんや、犬たちが増えませんように。

モッくんに会いたくて心が押しつぶされそうです。