5月28日土曜日、アルゲリッチ さんの演奏を聴きに行ってきました!


曲目は、

J.S.BACH より Partita No.2

Beethoven より Piano Quartet WoO36-3


でしたが、最初に

Schumann のKinderszenen より、1番の「見知らぬ国」を演奏してくださいました。


アンコールは

J.S.BACH よりEnglische Suiten Nr.3,g-moll 5. Gavotte

でしたラブ


感想は、とにかく音の優しさと美しさ。

そして何よりも音色の豊かさがあまりにも素晴らしく、バロック時代の曲なのに、こんなにもロマンチックに弾きあげるとは、音楽とはなんて奥が深いんだろうと思わずにはいられませんでした。


もちろんテンポを揺らすことなく、バッハの型にきちんとはまっているにもかかわらず、まるで初めて聴いた曲のごとく新鮮な驚きでした。

改めてバッハはもう少し自由に弾いてもいいんだなと思いました。


思った以上にウナコルダを多用すること。

そして、最後にアンコールで演奏してくださったイギリス組曲の展開部では、まるでチェンバロの如く音色が変わり、その音楽に吸い込まれてしまいました。


ベートーヴェンのquartettoは、かなりテンポが速いにもかかわらず、ストリングスとの一体感が抜群で、まるでオーケストラのような感覚に陥りました!


もちろん家に帰ってから、パルティータとイギリス組曲を弾いてみましたが、全く違う曲に聞こえるほど自分の演奏が拙く、そして音色の乏しさを知るところとなりました。


ピアニッシモが限りなく優しく、そして会場を満たすほどの豊かな響きは一体どうやって入るのだろうと、家でも試行錯誤してみましたが、どうにもわかりませんでした。


あの音を覚えているうちに、何とか見出したいなと思っています。


それ以外には、ゴルドベルク変奏曲をストリングスの3重奏で、同日に演奏会がありました。


ピアノバージョンも素敵ですが、ストリングスで奏でるゴールドベルク変奏曲はとてもゆったりしていて心が満たされました。


今までかなりたくさんの演奏会に行きましたが、これほどまでに感動した演奏会は今回が初めてでした。

また、アルゲリッチさんの演奏はこれまでに何度も聴いてきましたが、今回が1番素晴らしかったと思いました!