メダイとは、修道女カトリーヌ・ラブレ(カタリナ・ラブレ)の前に、
聖母マリアが出現しそのお告げとイメージをもとにデザインし
金細工師のアドリアン・ヴァシェットが製作したメダル(médaille=メダイユ)のことです。
無原罪の御宿りのメダイ、奇跡のメダイとも呼ばれています。
不思議のメダイは、正式なデザインが決まっていて、
正式なデザインで造られているものであれば、製造国に関係なく、
不思議のメダイとして扱われています。
パリの「Chapelle Notre-Dame de la Médaille Miraculeuse(奇跡のメダイユ教会)」
この聖なる場所はパリ市リュ・ドュ・バック140番(Paris, au 140 rue du Bac)にあります。
聖堂は1815年に建てられ、イエスの聖心に捧げられています。
シスター・カタリナ・ラブレへの聖母マリアの出現という例外的な出来事が、
この聖堂でありました。
不思議のメダイの聖母の聖堂は、特別 心ひかれる祈りの場所です。
メダイの表に刻まれた言葉は 三つの側面が互いに密接につながっている
メッセージを表しています。
メダイの表面には、
<罪なくして宿られたマリア、あなたにより頼む私たちのために お祈りください>の文字。
ここにはっきりと母の胎内に宿った時から罪の汚れのない方というマリアの身分が啓示されています。
マリアは半球の上に立ち、その足は蛇の頭を砕いています。
半球は地球、この世を表しています。
蛇は、ユダヤ教徒とキリスト信者にとって悪魔と悪の力の典型です。
マリアの開いた両手の指には様々な宝石で飾られた指輪(忠実)
がはめられ、その宝石は地球に向けて光を放ち、その光はこの世に広がって行きます。
メダイの裏には
マリアの頭文字と、マリアの隠れた生活へと私たちを導く 神の計画が刻まれています。
<M > という文字は十字架によって支えられています。
<M >はマリアの頭文字、
<十字架>はキリストの十字架です。
この絡み合っている二つのしるしは、キリストとこの上なく聖なる母とを結ぶ切り離すことのできない絆を表しています。
その下にある二つの心臓、
一つは 荊棘に囲まれた心臓、
もう一方は やりで貫かれた心臓です。
荊棘で傷ついた心臓はイエスの心です。
槍で刺し貫かれた心臓は、キリストの母、マリアの心臓です。
マリアのうちにあるキリストの愛と、私たちに対するキリストの愛を意味します。
私たちの救いのために、マリアはご自分の子をいけにえとして捧げることを受諾しました。
寄り添っているこの二つの心臓は、マリアの生涯がイエスと片時も離れることのない生涯であることを表しています。
それを囲むように12の星が周囲に刻まれています。
この星はイエスの12人の弟子を意味すると同時に、教会を表しています。
メダイは、宗教に関係なくどなたでもお持ちいただけます。
女性はネックレスにして、男性は財布などに入れられる方が多いです。
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