去年の12月、物置に猫がいるのを見つけた。
はじめ見たとき、物置のすみに動かず、じっとしていたので
これはもしかしたら、病気か、寿命かもしれない、と思った。
せめて、最後においしいものを食べてほしい、と思い
魚を近くに置いたら、すぐに食べてしまった。
またあげると、ペロリと平らげてしまった。
ただ、お腹が空いて動けなかったみたいだった
私は、すぐにホームセンターへ走り、
数年ぶりに、キャットフードを買った。
大きいキャットフードのほうが経済的なのだけど
野良猫は、フラッと来て、いついなくなってしまっても、おかしくない。
そう思うと、大きいキャットフードは買えない。
そう考え、小袋のキャットフードを購入する。
少し高めなので、味も美味しいらしく、あげると、猫は、バクバク食べる。
すぐ無くなってしまい、買いに行く。
また、小袋入りのものを買ってあげる。
そんなことを繰り返していたら、猫はみるみる元気になって
コロコロ太りだした。
いつも、冷たいコンクリートの上にいるので
ダンボールを敷く。
1月、寒くなってきたので、小屋を作る。
ついに雪が降ってきたので、小屋に湯たんぽと、カイロをいれる。
いたれりつくせり。
2月になり、近所の方から、
「猫、顔が可愛くなってきましたね」と言われる。
私にはよくわからない。太ったからじゃないかな?と思う。
最近、やっと、大きいキャットフードを買うことができた。
でもこれは、あまり美味しくないみたいで、
あの美味しいご飯は?と言うような目でみてくる
美味しいご飯を買いに行くしかない。。