Episode 36. レールをうまく走らせよう

見学から帰って、まだどっちの学校を受験しようか決まらない息子。
二つの学校を並べて突きつけて、
「さっさと結論を出しやがれっ!」というのもかわいそうな話なので、
仏のように優しい母であるワタクシは・・・(舌噛みそうやな
選びやすいようにレールを敷くことにしました。

「どっちの学校のほうが自分に合ってそうやと思った?」 と聞くと

「どっちもおんなじぐらいかな」 
・・・おや、前と印象変わってさらに混沌としてきている感じちゃう?

「そうやねぇ、、実際入ってみないとそれはわからないことやけど
 道東の学校は教室の授業とか外走ってる生徒さん、実習してる生徒さん見れたけど
 あんな感じの学校ってやっていけそう?」
 と聞くと

「うん、それは大丈夫やと思う」 と答えた。

「たぶんどっちの学校もそう変わらないと思うけど、自分で見たほうが
 実感持てるからよかたよねぇ、道南の学校も見せてもらえたらよかったけど
 もう一回見に行くこともできないし、これ以上は何もわからない。
 今の時点でどっちがいいと思う?」

「それはたぶん道東かな」

「そうやねぇ。。あいさつとかちゃんとしてくれたし、寮も落ち着いてそうやから
 あんたにはそっちがあってるかもしれないよね。

 それに正直なところ、函館の空港からまあまあ遠かったやん?
 あれ結構しんどかったよね。
 まぁ、そんなに頻繁に行き来するわけではないけど、
 正直お母さんは、なんかあった時に行くのに少しでも早く行ける方がありがたいわ。
 飛行機だけで2時間かかるし、そっから1時間半ぐらいかかるとおもうと
 飛行機だけで済む道東のほうが気が楽やから。

 神戸からは遠いし、中標津には○○さんがいるから少し安心できるし。。
 どうおもう??」

・・・私の希望を盛り込んでみる。

「そのほうがいいと思う、道東のほうが」 
・・・そういわざるを得ないか…?

「でも道南だと本州に近い農業が学べるって言うてはったし
 寮が素敵だったよね、そのあたりはどう?」
 
・・・揺さぶってみる。

「それはそうやけど、それは気にならないわ」
・・・ほう。女子なら絶対道南を選ぶところだがね。

「そろそろどっちにするか決めないといけないと思うんだけど」

「じゃあ、もう道東でいいわ」
・・・じゃあ、って! 道東でいいわ、って!

「ほんとに大丈夫? 途中でやっぱり変えたいって言っても帰れないよ?」

「道東でいい。」


ということで、道東に決まりました

いいのかしらぁ
ほんとに大丈夫かしらぁ~