夜は、当然ながら添い寝です。いつも振り回されっぱなしで私は毎日くたくたでありまして、元おっとが「今日は夕飯要らない」といった日には、つかの間のほっとした時間が欲しくて、息子をさっさと風呂に入れて早めにご飯を食べさせて早く寝かせようと思った。
いつものように絵本を読んでから、さあ!お休みタイムです。「いい子いい子」と言って、寝た後の楽しみを想像しながら添い寝をしたことでしょう。「よしよし、ねんねだよ~。」20分~30分、とろり~んと寝始めたようだ。 私はそろ~っとベッドから抜け出しまして、キッチンに戻り、私は自分はまだ食べていなかったので、カップ麺にお湯を注ぎました。3分待つのだぞ! 3分待たないうちに、やつが起きてきました・・・・
仕方ない、やり直しだ。やつと私はにこやかにベッドに戻りました。・・・・「いい子いい子、よしよし、ねんねだよ~」 辛抱強くかつ優しく、どうか、やつが早く寝てくれますように。また、20分30分とすると、とろりんこ&すやすや 寝入ってくれたみたいです。よし!今度こそだ!キッチンのテーブルには延びたラーメンが待っておりました。仕方ない、これで我慢。やっと寝てくれたんだも~ん! 少しぬるくて延びたラーメンをずるずると食べていましたら、又してもやつは起きてまいりました。今これを書いていてもイラ~~ッとして参ります。私の目は三角になりつつあったかもしれません。が、母親たるものそんなことぐらいでは怒るもんではありません。それでまたもや、食べさしのカップ麺を後に寝床に戻りました。「いい子いい子、よしよし、ねんねだよ~」といったかどうだか最早わかりません。頭の中は「あ~あ~、もう1時間はたったなぁ・・」そして、もういい時間だよと思いつつ、やはり、「いい子いい子、よしよし、ねんねだよ~」と同じことをくりかえし、抱きしめていたのかもしれません。寝たふりをしていたのかもしれませんね。
寝たぞっ!と意を決して、三たび、寝床からそろりと這い出しました。麺はもはやうまいカップ麺の姿ではなくなっていました。汁を吸ってぼわぼわでありましたが、もう何か作るのも面倒で、そのどうでもいいものを食べた気がします。(これはもう推測でしかありません) 食べていたら、またしても、やつがキッチンに現れました。 もう、何度目か、一体、何時間こんなことを繰り返してるのか・・・・ほとほと嫌になりました。息子殿はきっと、母親の読心術にたけていたのかもしれませんね。完全に私の負けでした。その夜、その後どのように過ごしたのかは記憶にございません。
友達にその時のことを話すと、みんな大笑い、そしてあきれ顔でした。慎平も慎平だし、あきらめずに何回も繰り返したわたしもわたし。よくやるよね~~~と笑われました。