そして、だいたい10時頃を境に少しずつ元気になってくる事がわかってきました。
早寝早起きは何より大切なのに、病院でこんなに規則正しい生活をしてるのに、私には調整ができない、これは大きな発見でした。
これは根性とかの問題と違んやろなとなんとなく思った。
生きていれば、大勢の人と違っても、それだけでイイのだ。そう自分で言い聞かせました。
水曜に行くからね、と言ってくれていた父が、母と一緒に、それより2日早く、突然来てくれました。
面会室で、父は「お前の病気は何なんだ？」
何と言っていいやら、困りました。少しは察してくれたらいいのに…
「簡単に言えば鬱。それと、PTSD、適応障害とか医者にはそう診断されてる。」私がそのまんま伝えると…
父は「そんな、アホかいな？」とは言ってなかったかもしれないが、呆れ顔を私はしっかり見えていて、その口の吹き出しから「そんな、アホかいな？」が、あふれ出ていた。アホらし…そんな空気が受け取れた。母はというと、がんばりやがんばりや！しんどいのはアンタだけと違うねんで。私らも歳とってもうしんどい。と、私に言った。
私は、荷物を取りに行きたかった。ので、その事を伝え、着いてきてもらおうとしたけれど、ここで、又しても、看護師からストップがかかった！
担当医から、外出付き添いは息子さんだけと指示が出ています！
又しても、担当医が…邪魔をする！！！
何故だ？父親母親だぞ！
何故なんだー？？？
怒りがふつふつと湧いてきたが、閉鎖病棟はそんなに融通の利くとこではない。わかってる。
それで、怒りを抑え、、、、
お願いだから、私が出かけられないのだから、鍵を渡すから、そんなに遠くはないから、私の着替えとバスタオルなんかを家に行って、取りに行って持ってきてほしいと頼みました。
すると、母は、バッグから、家にあるものを色々と出して、並べ、コレで我慢しなさい。あんたはいつも我慢が足りひんのや、コレで我慢しなさいと何度も言い、
出てきたのは、ガーゼのハンカチ、お菓子、サンプルの化粧品、お茶、大きめのタオルがあって、バスタオル！と喜びそうになりましたが、ただのフェイスタオルでした。そして、そして、Ｌサイズのパイルのかさばったパジャマががあって、
私は言いました。
あんなー、ママ、私がガリガリなのは知ってるやろー？？？こんなでっかいパジャマ、着れるわけないやん？？？？？
すると、だから、
あんたは我慢が足りひんのや、そんな感じのやり取りになって、もう黙りました。
その最中も、カレとやり取りしていて、こんな緊急事態なのだから、お願いして、頼んで持ってきてもらったら？？？とアドバイスされ、そのように伝えましたが、母は、最後に「私らはもうしんどくてそんな事できひん、とにかくがんばりなさい.帰るで」と帰ろうとしました。
付き添いにならないとわかった時点で面会室から、先に下に降りた父からメールが入って、早くママをおろしてほしい、これから用があるからと書いてあり、ママに、何の用があるの？と聞くと、孫の保育園のお迎えとか色々忙しいねんと言われて、さようならしました。
少し虚しかったけど、これが私の人生なんだなともう何も思わないようにしました。
父も母も高齢という事も、私の認識にかなり少なかった事も後で反芻しました。
親なのに、身内扱いにならないのはオカシイ！
又もや、担当医に不快感を感じましたが、なんかヤケクソ気分認識なっただけで、カレの事と言い、親の事と言い、あんまり話すのも嫌になりました。
看護師に、何でなんだ？と少し文句を言うと、
…たぶん、入院してきた夜に、緊急時の連絡先に親の連絡先を書かなかったからと、あんまり連絡を取っていないと言っていたからでないでしょうか？はっきりとはわかりませんが…僕はその時、そこに居たので、そう思いますと言われ、少しだけ、理解に近づけました。
では、身内の1人もおらん人や、外国人ならどういう対処になるのだろう？
必要な荷物は居る、だけど外出許可も降りない。
取りに行けない。
もうどうなっているんだろう？？？？？
嫌んなりました。
オマケですが、
父は昔からかなりのお洒落なオトコでした。でも、高齢、80もとうに過ぎ、大病もして、どんなに痩せ細ってるのだろう？もう7〜8年ぐらいは会ってないな、どんなだろうと思っていました。
父は、多分古いながらも、パリッとした、かつては洒落系のスーツに、襟の内側に赤いシルクのスカーフをそろっとはさみ、相変わらず気合いが入っていました。今も現役を示したい、その気合はすごいもんだなと今は思います。
今日も１日疲れました。
ありがとう今日の１日。
また、明日はやってくる。
おやすみなさい。
「はるかの絵の本」復活しました。
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