スマホのことで聞きたいことがあって、SOFT BANKに行って順番待ちをしていたら、隣のベトナム人の若い女の子が、スマホのワイモバイルのことでスタッフとの会話ができず、めっちゃ困ってるようだった。私もそんなに上手くないけど、あまりに困っている様子だったので、結局ヘルプすることにした。ソフトバンクから、ワイモバイルショップまでついて行って、詳しい事を調べてもらって、ずうっと下手くそ英語で説明。その子は未成年で、日本にいる後見人みたいな人に実際払う金額よりかなり多めにお金を請求されてることが分かって、ホンマ、どうしてあげたらいいかと他人事ながら悩んでしまった。でも、他人なんだから何にもしてあげられない。
2時間半くらいは一緒におったかも。その日はクタクタになった。
でも、無防備であるにもかかわらず、私は外国でたくさんの人にものすごく助けられてきたから、やっと恩返しができたと少しだけ思いたかった。
お家が近くだったので、一緒に帰って、ラインを確認しあって、とりあえず、さようなら。
その子の歳ははるかの亡くなった歳より若い女の子だった。
お金を多く取られていることがわかった後見人だけが唯一の知り合いのベトナム人で、その人以外誰も頼れる人がいないとラインで言っていて、なんともやるせなかった。
しばらく日本語を勉強した後、○○大学に入りたいと言っていた。
それで、ラインでは、何か、困ったことがあったら言ってきてね。私はここにいるからと伝え、10日ほどたっただろうか。
「これから行っていいですかー?」と、連絡が入り、夕方だったのであたふたしたが、
怖れることは無い!!まあ、かわいい女の子やし、
はるかより若い子やん、可愛がったりしたいぐらいやわ。
「いいよ〜」と返したら、すぐに訪ねてきて、
なんか食べ物出そうか?なんか飲む〜?と聞いたら、
「遅いからいいです。すぐ帰ります〜」といって、
薔薇の花の綺麗な箱に入ったお菓子を置いて、帰って行った。
時間は少し遅かったけど、礼儀正しい女の子なんだなと思った。
外国で、独りで、さぞや、寂しいと思う。
がんばってねと思う。
でも、思うだけ。
娘にできなかったから……
それがなんなんだろうとも思うけど。
「はるかの絵の本」できました。こちらです