はるかの服と私の服を合わせて、
すごい量の服があるから、
おしゃれを捨てた気持ちではないけど、有り余るほどあるから、もう何にも要らない、何も買わないとずっと決心していた。
でも、昨日、ネットを見ていて、かわいいヒラヒラのブラウスが目について、ついポチッと押して買ってしまった。
なかなか珍しいデザインでかわいかったから。
……つい。
でも、その後、こんなん買って喜ぼうとしてる自分を何となく、はるかに悪いような気分になってしまった。そんなことで自分を責めなくていいんだよと、アタマと理屈ではわかっているんだけど、かわいい服を着て喜ぶ自分を浮かべてみて、途中で終わってしまった娘に対して、なんか、かわいそうな気になってしまったのだ。
私のお坊さん友達は葬儀の時、
はるかちゃんができなかったこと、はるかちゃんが喜ぶ事を、精一杯して生きていって下さい、それがはるかちゃんの供養になる~~~はっきりと覚えてないけど、そんな風な事を話してくれた。
その時はそうなんかなァと、思った。
そして、2年以上たって、少し私の年には幼いような白いブラウスを買ったワタシ。
何と言えばいいのか、、、せつない。
チオちゃんといる時は調子にのって、あっちでセールの服をアレコレ買ったりしたけど、その時はこんな気持ちが起こらなかった。ヨーロッパでの買い物が新鮮な事もあったろう。そして彼女が横にいることでかなり気分が紛れていたからだろう。
今回のポチッと押してしまったブラウスは、何なんだろう、
ちょっとさみしい。
ホントはあの子はもっともっとオシャレしたかったはずだし、私はそんなあの子をもっと見たかった。飾ってあげたかった。きれいなかわいいはるかちゃんをもっと見たかった。
悲しいおばちゃんがオシャレすることに、何だか罪悪感。
あー、しんど。
「はるかの絵の本」できました。