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                                      2021.03.16 CT画像

 

 

かかりつけ医でこのCT画像を見せてもらったとき

 

正直大きすぎて

 

命は助かるまいと覚悟した。

 

しかたがない、これも宿命、

 

そう思っていた。

 

ただ本当に他の内臓どこにあるの?

 

というくらい大きくて、

 

動きづらいし、なんだかだるいし、

 

手術してもらえるのならそうしようと

 

思っていた。

 

本当に無知だったし、

 

情報過多なPCからも、

 

こんなに大きくても大丈夫という記事は

 

見つけることはできなかった。

 

主治医が、大きくなるのは良性のことが

 

多いです、調べてみないとわかりませんけど。

 

と言ってくれたことも

 

不確定要素を口にするなんて、、、

 

そんなことどこにも載ってないよ、

 

と全然信じていなかった。

 

そんなまま

 

入院し、手術し、退院し、自宅療養し、

 

仕事復帰し、

 

摘出した卵巣の病理検査の結果も

 

悪性でも仕方がないという思いで

 

心騒ぐこともなく

 

今日診察のため病院へ行った。

 

病理検査の結果も出ていた。

 

先生が用紙を打ち出してくれて

 

良性でした、

 

これで腫瘍に関する一連の検査は終わります、

 

ホルモンは、血液検査の結果からいくと

 

閉経に近い数値だから

 

生理は様子を見ましょう、

 

内診は今日はしません、

 

輸血後の血液検査は

 

7月末ごろでいつがいい?

 

いつも通り、

 

安定のサクサク感で進めてくれる。

 

あ、あー ありがとうございます、

 

7月27日でお願いします、

 

検査結果へのお礼(?)も

 

今度の予定も一緒の返事になる。

 

いただいた検査結果の書類を眺める。

 

スッキリした書面。

 

"mucinous cystadenoma of  left ovary"

 

とあった。

 

摘出した卵巣のサイズも書いてある。

 

"42.5×31.5×3.5"

 

この大きな袋に粘性の液体が12kg

 

はいっていたらしい。

 

そうか 良性か。

 

あー終わった、、、

 

というかんじ。

 

血液検査はまだあれども

 

終わったんだ。

 

240円支払い、病院を出る。

 

 

 

今から8年前、平成25年の健康診断で

 

乳がん 右に所見あり

 

と大きなマンモグラフィの画像と共に

 

健診結果が返ってきた。

 

平成25年といえば41歳。

 

娘たちは、14歳、12歳。

 

すぐに再検査を予約を入れた。

 

今でも忘れない、再検査は5日後。

 

たった5日なのに待ちきれず、

 

本屋に行ってそれらしい本を読み、

 

生命保険の内容を確認し、

 

入院となってもいいように、髪も切った。

 

そのときは、絶対に死にたくなかった。

 

子供たちのために

(といったら恩着せがましいけど)

 

がんなら早く手術してほしかった。

 

子供たちにしてやりたいことも、

 

自身のやりたいことも、

 

たくさんたくさんあった。

 

結果は、水疱でしょう、

 

定期的に健診を受けて観察しましょう、

 

ということで、胸をなでおろした。

 

あれから8年。

 

毎年マンモを受けているけど

 

大丈夫のようだ。

 

あのときと比べれば 今は

 

そんな焦燥感じみたものはない。

 

万が一となったとしても

 

子供たちは

 

自分で意思を持って選択できるくらい

 

成長したし、

 

後ろ髪惹かれるような

 

切ない想いはない。

 

生きてやりたいことねえ、、、

 

と思ったりする。

 

8年前はあんなにあったはずの

 

やりたかったことも

 

やったからというんじゃなく

 

なんか土に浸透したみたいに

 

じわーと尽きていった気がする。

 

まだそんなことじゃあいけんのでしょうけど

 

と思うけど、なんでしょう、、、

 

旅行行きたいな

 

とか

 

おいしいもの食べたいな

 

とか

 

もちろんそういうのはあるけど

 

そんなんじゃなくて

 

分からないけど

 

あの時とは全く違う気持ちでいた。

 

 

 

 

私は、母親としてもダメなほうで、

 

子供たちに

 

安心できる家庭のなんたるやを

 

何一つ教えてあげることができなかったので

 

この体験を残すことで

 

将来子供たちに

 

少しでも何かを示すことが

 

できれば、、、という思いで

 

このブログを始めた。

 

次女にブログのありかを教え

 

万が一のために備えたつもりだった。

 

だけど、いろいろな方の

 

闘病ブログを読ませていただき、

 

私の「覚悟」なんていう考え自体が、幼稚で

 

傲慢だったと気づいた。

 

本当にたくさんの方々のブログに

 

助けられた日々だった。

 

細かく病状をつづったもの、

 

胸の内を明かしたもの、

 

また、家族側からつづったもの、

 

どれもみんなとても素直に

 

はいってきた。

 

今まで私に欠落していた’なんらかのもの’

 

胸が詰まりながら読ませてただいた。

 

だから今は、

 

素直に良性でよかったと思う。

 

そんないろいろあった一連を見てきた次女が

 

「やっと人間になったね」

 

という。

 

それでは!!!と

 

特筆して何が変わったというわけではないけれど

 

これからゆっくりと

 

私の心に作用してくるのだと思う。

 

 

 

うまくまとまりませんでしたが、

 

みなさまのおかげで

 

やっと 人間になれました。

 

この場をお借りして

 

みなさまに心から

 

感謝いたします。

 

本当に ありがとうございました。

 

そして、もし同じような症状の方の

 

なんらかになればうれしいと思い

 

残しておきます。

 

 

 

もう49歳だし、

 

見えないもののことまで

 

心配したり、憂いたり、欲しがったりせず

 

今目に見えるとても大切だと

 

再認識したものたちを

 

大切にして生きていきたいと思います。

 

仕事復帰。

 

おお、不安だね。

 

昨日は、本社へご挨拶。

 

今日は、ご心配いただいた

 

業者さんたちへご挨拶。

 

病状を自慢げに披露して、

 

久々にいろんな人にふれたので

 

復帰前から疲労気味、、、。

 

 

義母が、たくさんの淡竹を

 

とってきてくれる。

 

昨晩から湯がいて

 

さて何にしましょうか、

 

冷凍もしておきたいけど

 

と思いながら

 

一心不乱に千切りしていたら

 

すごい量に。

 

メンマ(大量)、煮しめ、てんぷら

 

次回のチンジャオロース用。

 

淡竹づくし。

 

タケノコもいいけど

 

淡竹もあくが少なくて

 

使いやすい。

 

おかあさん、暑いなか ありがとう。

 

きゅうりもたくさん届く。

 

浅漬けして、酢の物にして、

 

まだまだある。

 

しばらく きゅうり決定。

 

 

 

楽しい主婦生活も終了。

 

明日からは、またみんなの手を借りて

 

やっていこう。

 

あっという間の1か月。

 

体調は、

 

 ・便秘気味

 

 ・お腹が たまにしくしく ちりちりする

 

 ・筋力なし

 

 ・くしゃみがつらい(胃がひっくり返りそう)

  (たぶん 腹筋がないせい)

 

 ・たまに ホットフラッシュだろうか、汗が噴き出す

 

 ・胃むかむかは治る(多分貧血の薬のせい)

 

 ・背中痛も治る

 

 ・出血止まる

 

 ・食欲ある

 

 ・よく眠れる

 

おかげさまで体が軽いので

 

心も軽い。

 

ぼちぼち やっていこう。

朝、事務所へ。

 

上司と大先輩にご挨拶。

 

復帰の話をして帰る。

 

少し気分が落ちついた。

 

 

 

帰って、断捨離。

 

復帰したらできなくなるから、絶対。

 

 

本を片付ける。

 

本はなかなか処分できない。

 

父さんの、子供たちの、私の。

 

100均の収納ボックスに分けて

 

ラベルを付ける。

 

人のはさらに処分できない。

 

自分のは、内容がわかるので

 

さらに丁寧に分けていく。

 

本当に読書しまくっていたころは、

 

ほとんど図書館で借りていて、

 

あとは、図書館にないものを古本屋さんで

 

調達したりしていた。

 

100円とか50円の文庫本たち。

 

それでもなかなか捨てれない。

 

なんとか段ボール箱1箱分ほど

 

文庫本を処分することに。

 

 

ハードカバーなんてめったに買わないけど

 

横山秀夫さんの本だけは

 

新刊で買う。

 

本は眺めているだけでも

 

幸せな気分になる。

 

 

でも、最近はめっきりデジタルブック。

 

小説でも、漫画でも、

 

スマホがあれば、

 

どこでも読めるし、かさばらないし、

 

収納にも困らない。

 

ちょっと風情はないけど、

 

これがいい。

10日から復帰することに。

 

お見舞いのお返しの手配をしたり、

 

心がそぞろ。

 

落ち着かない。

 

 

季節も変わり、はっきりしないお天気。

 

やっていけるかなあ。

 

かなり不安。

 

 

今週のうちにご挨拶に回っておこうかな。

 

ああ、不安。

 

だけど まあ

 

不安がっても仕方がない。

 

残り少ない療養生活を満喫しよう。

 

ということで、

 

田村正和さんを追悼。

 

「美しい人」

 

ほんとに20年前?

 

というくらい いいドラマ。

 

野島伸司さん脚本。

 

なるほど。

 

偏愛の天才。

 

なぜこのドラマ見てなかったのかな

 

と思ったら、長女が生まれたころだった。

 

それは、偏愛どころじゃなかったね。

 

田村正和さん、すてき。

昨日は、受診日だった。

 

生検の結果はまだだった。

 

ほっとしたような、、、

 

複雑な気分。

 

 

そうなりますと、

 

いよいよ復帰しなくては、、、

 

 

内診。

 

残った卵巣、活動しようとしてます、

 

生理が来るはずなんだけど、

 

もしかしたらもう閉経かもしれないから

 

ホルモン検査してみよう、

 

傷口キレイだね、

 

血液検査の結果 貧血もよくなってるね、

 

もう運転してもいいです、

 

来週から?仕事もいいよ、

 

次回は2週間後、

 

輸血の感染症の検査は7月ごろしようか、

 

いつも通り先生はさくさく進めてくれる。

 

ほんとうにありがとう。

 

 

久しぶりの外。

 

たまにくらくらっと来る。

 

もう出かけないとね。

 

 

今日は

 

「湯を沸かすほどの熱い愛」視聴。

 

末期がんのお母ちゃんの話。

 

宮沢りえさん すばらしい。

 

いいお話だった。

 

強いお母ちゃん、

 

なかなか現実はそんな風には

 

なれないだろうけど、

 

迷ったら、また観よう。

 

きっと何かを示してくれる、

 

そんなよい映画。