メディアはこぞって違法賭博により、って書いてるんだけど、
なにがどう違法なのかな。
バドミントンの田児選手とか桃田選手も2018年に、国内の違法カジノ店で賭博をしていたということが問題になった。
あれも、カジノ店の何がどう違法だったのか、よくわからないままにしてました。
ESPNの記事を読んでみたので、さくっと要約してみると。
ちなみにESPNは、Entertainment and Sports Programming Networkの略で、ディズニーが出資するスポーツニュースチャンネルです。
水原一平さんが、2021年から南カリフォルニアのブックメーカーでスポーツベッティングをやって損失が膨らんだ。
そのブックメーカーに対して大谷選手の口座から450万ドルが送金された。
当初、大谷選手のスポークスマンは大谷選手が水原さんの損失を補填したと説明してた。
(金額の大きさにびっくりだけど、大谷選手は1015億円の契約をした人。例えれば友達のパチンコの損失をしばらく肩代わりするようなことでさほど問題のようには思えないけど…)
水原さんもESPNのインタビューで経緯を細かく説明したらしいけど、それが放送される前の
3月20日にドジャーズが解雇を発表したようだ。
水原さんによると、賭けた対象はサッカーの国際試合、NBA, NFL、大学アメフト。
野球にかけるのは禁じられてるのでやらなかったと言ってる。
そして損失補填に同意してた大谷選手は、何度かにわけて自分のパソコンでブックメーカーに直接送金したという。
問題はこのブックメーカーで、掛け金をクレジットつまり後払いで決済可能だったことで、そこが違法らしい。
政府規制下にあるブックメーカーは、掛け金を前払いさせないといけないとのこと。
消費者保護の観点なのかな。
このブックメーカーの代表のBowyer氏は、マネーロンダリングとか脱税の疑いもあるらしい。
ちなみに水原さんはドジャーズとの契約で日本円にして年4500~7500万円受け取ることになっていたらしい。
ここから僕の想像だけど、大谷選手は水原さんを救おうと思って借金を肩代わりしたんだろうけど、
大谷選手が水原さんを使ってギャンブルしてたという疑いももたれかねないし、
相手が違法ブックメーカーらしいということもあって、かかわりがあると大谷選手の活動に影響する。
で、実質的に水原さんが大谷選手のお金を盗んだということにして、
大谷選手を被害者と位置づけ、この問題から完全に切り離すために今回の処置になったのかなと。
水原さん、しくじりはしくじりなんだろうけど、悪意はなかったんじゃないかな。
名通訳だったし大谷選手にとってはよい友達で通訳以上の存在だったから、ホント残念です。